地区の紹介
【清流・高津川とコウヤマキの自生林が広がる自然の宝】
吉賀町の中心地であり最も人口が多い六日市地区は、「東京スカイツリー」の監修者である彫刻家の澄川喜一氏や、ファッションデザイナーの森英恵氏など、著名人の出身地でもあります。
地区内には南北に一級河川・高津川が流れ、スカイツリーのモデルとなった吉賀町の木「コウヤマキ」の自生林が広がっています。このうち25haは島根県自然環境保全特別地区に指定され、町の天然記念物にもなっています。
「コウヤマキギャラリー」は、豊かな自然資源を観察し、保護・育成をするための活動拠点として利用されている施設で、その他にも、森英恵氏の生家には色とりどりの花が咲く「フラワーガーデン」や「むいかいち温泉」、産直物産館も併設されている道の駅など、観光施設も多い地区です。
活動のきっかけ
六日市地区には以前より病院やスーパー等が揃っており、1983年に六日市インターチェンジが開通してからはさらに利便性の高い地域となりました。その反面、人との繋がりが希薄になり始め、災害時における高齢者の把握や安全確保が心配されています。そのため、六日市公民館では住民同士の交流の場を設け、顔見知りになってもらう活動に取り組んでいます。
活動紹介
地域の人たちと行う「ラジオ体操」で顔見知りに
2009年から六日市小学校と地域の人が夏休みの「ラジオ体操」を一緒に行っています。当初は高齢者の方の健康づくりが目的でしたが、2022年より地域の誰もが参加できる仕組みに変え、異世代はもちろん、最近希薄になりつつある同世代の繋がりづくりを推進しています。一人でも知り合いを増やし、将来困ったことがあった時に頼れる存在づくりのきっかけになることが期待されています。
各自治会に出向き体験教室を行う「出張公民館」
公民館ではものづくり教室や体験活動を定期的に開催していますが、遠方で来られない高齢者も多い上、各集会所(自治会)でのイベント企画も大変になってきたとの声も聞かれていました。そこで、社会福祉協議会が集会所単位で開催しているサロンに、公民館のスタッフが出向きイベントを行うことで、気軽に住民同士やスタッフとの交流をしてもらう機会を設けています。
今後の目標
地域の中で、少しでも話のできる知り合いを作ってもらいたいとの思いから活動を進めています。近年、防災組織は作られてきましたが、十分に機能はしていないのが現状です。もしもの時のために、少しでも横のつながりを作り、顔見知りの中で助け合い、支え合える関係づくりを目指しています。
まちのひとの声
ラジオ体操に参加し、何日も近所の人と顔を合わせることで挨拶もしやすくなりました。交流に繋がる良いきっかけになっています。
主要推進組織 | 六日市公民館 |
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郵便番号 | 699-5513 |
住所 | 島根県鹿足郡吉賀町六日市648(六日市公民館) |
電話番号 | 0856-77-0078 |