地区の紹介

【ホタルが飛び交いアジサイが彩る地域】
「山陰の小京都」と呼ばれる津和野町の山間部に位置する畑迫地区。山と川と田園が広がる美しい地区で、6月になると津和野川周辺にたくさんのゲンジボタルを見ることができます。町の灯りが消えた頃、無数のホタルが飛び交う光景は見る人を魅了します。また、6月末には地元団体が植栽したアジサイが道の両脇に咲き誇り、約4キロにわたる「あじさいロード」として津和野の初夏を彩ります。
 歴史的建造物としては、旧堀氏庭園があります。かつてこの地に銅山があったことから、銅山師であった堀氏が銅の採掘によって繁栄を極め、その豪華な住居や庭園を観覧することができます。

活動のきっかけ

 少子高齢化が著しく進んでおり、地区の年代別人口分布を確認したところ、10年後には担い手となる若い世代だけでなく、60歳代ですら極めて少ないことが分かりました。
 そうした状況への危機感から地元の人たちに声をかけたところ、最初はなかなか協力が得られませんでしたが、Iターンで移住してきた若い方たちの協力のもと2020年に「畑迫地域まちづくり委員会」を中心に「小さな拠点づくり」の実践活動を始めました。

活動紹介

地域の交流の場「地域拠点ほたる」

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買い物支援 その他

 地域の人たちが気軽に集まり、交流できる場所を作ろうと「地域拠点ほたる」ができました。以前は別の建物だった場所を自分たちでリフォームし、喫茶やサロン、食堂、時には手打ちそば屋を開催するなど、地域みんなで活用しています。  近所に商店がないので、ミニコンビニとしてジュースやアイスクリーム、農家の野菜や調味料なども販売しています。

古民家を活用した憩いの場所「ほたるの宿」をはじめとした関係人口づくり

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その他

 築百年近い古民家をリフォームし、民泊ができる宿を作りました。この近辺では、多くのホタルがいることから「ほたるの宿」と名前をつけ、畑迫にゆっくり滞在してもらいながら、自然を満喫してもらうのが目的です。  また、体験ツアーも企画しており、サイクリングをしながら農家の方から野菜を購入し、その食材を使ってピザを焼くツアーや、お寺で座禅や写経を体験し、精進料理を体験するツアーなども企画しています。  こうしたさまざまな取り組みを通じて、県内外の方に畑迫の魅力を発信しています。

今後の目標

 SNSにより地域の情報を発信するなど、新しい取り組みを実施することによって、Uターン・Iターン者を増やしていきたいです。民泊や観光客を増やすことで、経済的な面でも地域の活性化に繋がればと考えています。
 また、医療に関しては遠隔医療を向上させ、頻繁に病院に行かなくても医療機関に相談できるようなシステムを作りたいと考えています。そのほか交通が不便な地域において高齢者を対象としたボランティア輸送も今後取り組みたい活動です。

まちのひとの声

 「地域拠点ほたる」ができた事で、サロンや食事会など地域の人と顔を合わせる機会が増え楽しく過ごせています。今後もイベントがあれば参加していきたいです。

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主要推進組織

畑迫地域まちづくり委員会

郵便番号 699-5616
住所 島根県鹿足郡津和野町部栄351-1
電話番号 0856-73-7087

活動紹介のPDFデータ