地区の紹介
【大自然を体験し全身で満喫できる地区】
井原地区は広島県境の近く、邑南町の中央北部に位置します。井原は平安時代から交通の要所として栄え、鎌倉時代に統治したのが井原氏です。その井原氏の居城であった雲井城は地区の民話に登場するなど、この地域の歴史的シンボルの一つです。雲井城跡近くには落差20メートルの「天蔵滝」があり、夏には深さ1メートルほどの滝つぼで、涼を感じながら水遊びを楽しむことができます。
地区の北部には約4Kmの渓谷、「断魚溪」があります。峡谷の一面に露出した大岩盤が千畳敷を形成し、その雄大さと美しさは国の名勝にも指定されています。
また、東明寺山や石見冠山には地区外からも多くの登山者が訪れ、冠山登山口のひとつである「深篠川キャンプ場」も人気です。ダイナミックな自然をただ眺めるだけでなく、体験などを通して全身で満喫できるところがこの地区の自慢です。
活動のきっかけ
2012年から、地域課題に取り組むために「夢づくりプラン事業」に参加し、翌年には、地域コミュニティー計画「井原つながるプロジェクト」を策定しました。
プロジェクトでは「人づくり・にぎわいづくり・生きがいづくり・交流の場づくり」を指標とし、活動を行っています。
活動紹介
ノルディックウォーキングで井原から広がる健康の意識
2017年にスタートした「井原健康づくりNW(ノルディックウォーキング)事業」は、フィンランド発祥のスポーツ「ノルディックウォーキング」を取り入れた健康づくりで、2本のポールを持って押しながら歩くのが特徴です。豊かな自然と適度な起伏がある井原の地形はノルディックウォーキングには最適で、足腰に負担が少ない全身運動は健康の底上げにつながります。誰もが気軽に楽しく取り組めると、邑南町の健康増進運動のひとつとして浸透しています。
楽しいことが元気につながる「いばらMIRAIクラブ」
「いばらMIRAIクラブ」は、“井原で自分が楽しいこと、やりたいことをやっていこう”と、地区の若者数名で2019年から始めた活動です。地元で採れた新鮮野菜や、評判の手作り加工品を提供する産直市「ふれあい市場 雲井の里」を盛り上げようと、イベントの時に出店したり、Instagramを使って雲井の里と井原地区の情報発信などに力を入れています。 若い世代の目線で交流の広がりと集客を目指し、商品企画等にも取り組んでいきます。
今後の目標
「井原つながるプロジェクト」の活動について、地域からの関心や反応は薄いように感じます。10〜20年後の地区のことを一緒に考えてもらい、みんなで楽しく住みやすい地域にしていこうという気持ちを活動につなげていきたいです。活動を広く周知して関心を持ってもらうこと、そして新しく生まれたアイデアを積極的に実現していくことを目標に、まずは行動を心がけています。
まちのひとの声
自然を楽しみながらできるノルディックウォーキングが習慣になり、血糖値が下がったり薬がいらなくなったり、嬉しい効果を実感しています。
主要推進組織 | 井原つながるプロジェクト |
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郵便番号 | 696-0101 |
住所 | 島根県邑智郡邑南町井原2140-1(井原公民館) |
電話番号 | 0855-95-0301 |