地区の紹介

【出羽を盛り上げ続けたい】
 邑南町の中部に位置する出羽には、銀山遺跡の「久喜銀山(くきぎんざん)」と「大林銀山(おおばやしぎんざん)」跡地があり、2021年には久喜銀山が国の史跡に指定されました。200カ所を超す間歩群と24個の精錬所があったことから銀山の里と呼ばれ、最盛期の戦国時代末から江戸時代はじめには、この地域に数千人が暮らしていたほど栄えていました。
 また、かつては中国地方三大牛馬市と呼ばれるほどの牛市が開催され、多くの人が牛の売買を目的に出羽に集まり賑わっていました。
 昔から祭りやイベントの盛んな地域でもあり、3月には「出羽雛街道」が開催され、さまざまな雛人形が通りを行き交う人たちの目を楽しませてくれます。11月に行われる「まんぷく祭り」では各地区から料理を持ち寄り、神楽やブラスバンドなどで盛り上がります。最近はコロナ禍のため規模を縮小して行われています。

活動のきっかけ

 出羽地区のために、自治会としてどのような活動を行うべきかを考えるため、まずは住民を対象に「夢づくりプラン」策定のためのアンケートを実施しました。20年後の出羽地区についての思いや、日常の困りごとなど、アンケートから得た意見を元に活動を計画。空き家や耕作放棄地の増加が特に課題となっています。また、活動によっては収益の出るものもあるため、合同会社出羽(LLC出羽)を設立し、自治会とともに事業を展開しています。地域課題の解決に向けて、「夢づくりプラン」に基づき、取り組みを進めています。

活動紹介

出羽自治会としての活動「空き店舗を活用したパン屋の誘致」と「寄り合い処」

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高齢者支援 その他

 地区内にパン屋が無いことから、空き家を活用してパン屋を誘致しました。空き店舗を事前に改修し公募したところ、全国から応募があり、その中から県外から選ばれた方がパン屋をオープンしました。  また、高齢者を中心とした「寄り合い処」を公民館で毎月開催し、ゲームやおしゃべり、食事を一緒に取ることで、高齢者の健康維持につながる活動も行っています。

LLC出羽としての活動「空き家利活用のしくみづくり」

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その他

 LLC出羽の主な活動の一つが空き家対策。定住に向けた環境づくりのために空き家を改修し、所有者との条件交渉、定住希望者とのマッチング、住宅管理業務等をLLC出羽が行います。そこで得た収益は、家の修繕費などにあてます。  その他の事業についても、自治会とLLC出羽が互いにうまく機能して、持続可能なまちづくりを目指しています。

今後の目標

 地域外の大学生や若者に出羽の暮らしを体験してもらう機会を設け、耕作放棄地の新しい活用方法や、地域の商店の活性化など、地域の問題について外から違った視点で意見をもらい、時代にあった方法を考えたいです。
 また、「寄り合い処」では、コロナが落ち着いたら高齢者だけでなく若者にも参加してもらい、多世代交流も深めていきたいです。そのためにも地域の若者だけでなく、積極的にIターン希望者を受け入れ、地域外からも若者を呼び込み、地域を活気づけていきたいです。

まちのひとの声

 移住されてきた方がパン屋をされていますが、行列ができるくらいの人気で、私もよく買いに行きます。若い人が頑張っている姿は、とても気持ちがいいですね。

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主要推進組織

出羽自治会

ホームページ

郵便番号 696-0313
住所 島根県邑智郡邑南町山田47-1(出羽公民館)
電話番号 0855-83-0912

活動紹介のPDFデータ