地区の紹介

【盆地にかかる霧が幻想的な風景を魅せる】
 島根県美郷町の北部に位置する粕渕地区は、三瓶山などの山々に囲まれた盆地のため、寒暖差が大きくなると地区を流れる江の川や山々から霧が立ち上り、雲海が発生しやすくなります。“かすみ”が溜まる山の淵にあることから「かすみの淵」がなまって、粕渕と呼ばれるようになりました。地区内の三瓶山側にある間野エリアは標高が高く雲海の名所として知られ、展望台からは雲海が作り出す幻想的な景色を見渡すことができます。
 また、粕渕は石見銀山から銀を運ぶ陸路「銀山街道」の中継地であったことから、宿場町「小原宿」として栄えた歴史があります。粕渕寺小路と呼ばれるエリアには、現在も歴史的な建物が並び、幕末に本陣を務めた“亀遊亭(キユウテイ)”なども残っており、地域の誇りとして大切にされています。

活動のきっかけ

 2009年に17の自治会による「粕渕連合自治会」を結成しました。2017年には粕渕地域の拠点「かすみの里」が完成し、併設された粕渕公民館では講座も開設されるなど、幅広い世代の住民にとって教育の拠点となりました。連合自治会では、公民館と連携しながらさまざまな活動を計画し、住民のために何ができるのかを考え、課題解決や活気ある地域作りに取り組んでいます。

活動紹介

地域の魅力を再発見できる「粕渕寺小路(テラショウジ)歴史ロマン夜市」

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その他

 銀山街道の宿場風情が残る「寺小路」を盛り上げようと、2018年から毎年7月に開催されるイベントです。寺小路とは小笠原家、旧前林家、林家、置名家、旧役場や浄土寺からなる通りで、伝統的な佇まいが美しく、昔と変わらない姿で残っています。イベントではバザーや音楽の演奏などのほか、普段は公開されていない歴史的な建物内や庭園を見ることができ、地区の魅力を再発見することができます。

ゲーム感覚で地域をめぐる「フォトウォークラリー」

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その他

 毎年秋に開催され、地区内の様々な歴史遺産や文化財などを巡る「フォトウォークラリー」。2〜5人編成のチームで指定されたチェックポイントを徒歩でめぐり、時間内にどれだけたくさんまわれたかを得点制で競います。訪問した証にチェックポイントで写真を撮影するのがルール。ゲーム感覚で子どもも大人も本気になって楽しめると人気です。イベントを通して地域の魅力発見してもらうのも目的の一つです。

今後の目標

 地域のイベントや公民館の体験講座に子どもたちの参加が多いことがこの地域の強みです。保護者の方も指導者として参加してもらうことで、次世代の地域の担い手づくりにつなげていきたいと考えています。住民第一に考え、寄り添い、声を聞いて、少数の要望であっても取り入れる体制を作り、住民の皆さんに住み続けて良かったと思ってもらえるような地域を共に創っていきたいです。

まちのひとの声

 粕渕寺小路歴史ロマン夜市では、夕暮れ時の美しい庭園を見ながらお茶をいただき、しばし日常を忘れてまったりできました。

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主要推進組織

粕渕連合自治会

郵便番号 699-4621
住所 島根県邑智郡美郷町粕渕92-10(粕渕公民館)
電話番号 0855-74-2277
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