地区の紹介

【愛ラブ馬木 ~ 誰もが、いつまでも、安心して暮らせる持続可能な地域社会の実現 ~】
 馬木地区は、江戸時代にたたら製鉄を経営していた絲原家が屋敷を構え、製鉄業を行っていた地域です。地区にある「大原新田」は当時絲原家が砂鉄を採取した跡地で、美しい棚田の景観は「日本の棚田百選」に選ばれています。
 金言寺にある大イチョウは樹齢推定350年、高さ約33mの圧倒的な存在感を放ち、秋になると美しい黄色に染まり、水田に映る「逆さイチョウ」を一目見ようと多くの人が訪れる名所です。
 大正時代、この地区の小学校に勤務していた青木実三郎が「馬木の四季は変化に富み美しい。その美しい自然に人びとの暮らしが営まれるとき、そこに絵巻物や名作詩の世界が広がる」として、子どもに「想画教育」を提唱し、その後「自由画教育」として全国に広がったとされています。

活動のきっかけ

 2019年に「地域づくりフォーラム馬木」を発足させ、奥出雲町が行う「小さな拠点づくり」事業に取り組んでいます。地区内の人口減少・高齢化の現状に加え、数年前に地区内に2つあったJAの店舗・ガソリンスタンドの閉鎖、町の中心部との地域交通の不便さなどの課題を受け、今後の生活維持や住民同士のつながりを目的に活動を行っています。

活動紹介

「あおぞら市」で地域に賑わいと元気を創出

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地域産業の振興

 月に1回行う「あおぞら市」では、地元野菜や加工品、県外から仕入れてきた特産品などを販売しています。10月末は金言寺の「銀杏祭」に合わせて開催。そのほか、年末には鰤(ブリ)を販売する「ブリ市」など、多くの人が訪れる季節やイベントに合わせ、さまざまなテーマで開催しています。また、島根町加賀地区と連携し、互いの特産市で相互出店するなど、外部との交流も積極的に行っています。

集うことで笑顔が生まれ、つながりが強くなる「喫茶サロン」

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その他

 大馬木地区・小馬木地区、それぞれ週2回ずつ「喫茶サロン」をオープン。地域の人が気軽に訪れ、交流できる場所を提供しています。喫茶の他、地域の人たちによる手作り小物なども販売。作品の発表の場としても利用されています。また、月1回、子連れで参加できる子育て世代同士の交流イベントも行われています。

今後の目標

 現在の活動を継続させるためにも、将来的には「小規模マーケットの開設」など事業化への挑戦も視野に入れながら活動を行っています。それには若い世代の支援や協力が必要であり、若い世代の地域活動への参加をいかに増やしていくかが課題となっています。今後、誰もが住み慣れた馬木で暮らしていけるよう、住民同士が支えあって生活支援の体制を築いていきたいです。

まちのひとの声

 以前は近所の家へお茶飲みに行っていましたが、今はそんな機会も減りました。サロンに行けば誰かに会えるので、いつも楽しみにしています。

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主要推進組織

地域づくりフォーラム馬木

主要推進組織の説明 〒699-1941
島根県仁多郡奥出雲町大馬木1922-13(吾妻山交流センター)

〒699-1942
島根県仁多郡奥出雲町小馬木796-6(ゆうげ交流センター)

活動紹介のPDFデータ