地区の紹介
【住み続けたい三成の郷づくり 元気で生き生きと安心して暮らせる地域づくり】
三成地区は、奥出雲町の中央部に位置し、県東部を流れる一級河川斐伊川の上流部の中国山地に囲まれた自然豊かな里山です。地区は三成・高尾・三所の3つの大字で構成され、旧仁多町時代の中心部として商業・公共施設も多く、現在も横田地区と並び、町の中心地として栄えています。
地区内にある国の名勝・天然記念物に指定されている「鬼の舌震」は『出雲国風土記』にも記述のある神話の舞台として知られ、V字谷の左右に大天狗岩、小天狗岩などの岩壁がそびえ立つダイナミックな景観を望むことができます。
そのほか、日本最初のアーチ式コンクリートダムである「三成ダム」や、長いローラー滑り台が人気の「みなり遊園地」など複数の名所や観光スポットがあり、観光客など年間に多くの人が訪れています。
活動のきっかけ
2018年、“みんなが住み続けたい三成の郷”を目指して「三成郷づくりの会」が発足しました。まずは、地域の課題を整理するため、全世帯にアンケートを実施し、その結果をもとにワークショップを重ねました。見えてきた地域の課題を踏まえて、4つのプロジェクトで取り組むことを決定。その後、活動を見直し、現在「交通・買い物」「三成再発見」「空き家」の3つのプロジェクトにより、さまざまな活動を行っています。
活動紹介
交流と外出支援を兼ねた「交通・買い物プロジェクト」
高齢者を対象に、月に一度の集いの場(笑和会)と年2回のお楽しみ会を開催しています。会場はカルチャープラザ仁多で、送迎は三成郷づくりの会のメンバーが担い、参加者の自宅をまわります。参加者は施設の隣にあるスーパーで買い物をして帰ることも出来ます。集いの場と買い物のセットにより、地域のつながりを深める活動のほか、外出支援と生活活動支援も兼ねています。
地域の魅力や防災意識を高める「三成再発見プロジェクト」
地域に対する愛着を育み、理解を深めることを目的に、幅広い年齢層を対象にさまざまな活動を行っています。その中の一つ「たたらと農業見学会」では、小学校と協力して、たたらの歴史や農業に関する資源を学ぶために現地に出かけ、それに携わる住民の方に説明していただきます。 また、地域の魅力を学ぶだけでなく防災活動等にも取り組み、子どもや高齢者を対象とした「避難所体験」など、住民が安心して生活するための企画も実施しています。
今後の目標
三成郷づくりの会が発足して5年、三成の町を取り巻く状況も変化し、活動内容も変わった部分もあり、ここで初年度に行ったアンケートをもとに原点に立ち返り、小さな拠点づくりの3本柱をもとに、計画や活動を見直そうと考えています。
また、毎年のように会員の交代が必要となる現状がある中、会の運営方法を変え同じメンバーで継続して取り組むことができれば、より良い活動ができるのではと思っています。
まちのひとの声
集いの場(笑和会)を毎回楽しみにしています。みんなで話ができるのが本当にうれしいし、家まで送迎してもらえるのは大変助かっています。
主要推進組織 | 三成郷づくりの会 |
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郵便番号 | 699-1511 |
住所 | 島根県仁多郡奥出雲町三成445-3(三成中央公民館3F) |