地区の紹介
【いきいきと暮らしていける松笠地区を目指して】
雲南市掛合町の西側に位置する松笠地区。地区内には日本の滝百選に選ばれている「龍頭(りゅうず)が滝」があり、樹齢400年余の大杉が立ち並ぶ遊歩道を抜けると、40メートルの高さから流れ落ちる滝の壮観な光景を見ることができます。8月には「龍頭が滝祭り」が開催され、地元の人たちによる滝踊りが披露されるなど多くの人で賑わいます。
また、地域に古くから伝えられている松笠歌舞伎は、後世に残したい大切な伝統芸能の一つです。地区の中で世代を超えて、今も継承され続けています。
秋になると松笠天満宮で秋の例大祭が行われ、神輿や、はやしこ(田植えばやし)、獅子舞など、大勢の参加者が地区を練り歩きます。
活動のきっかけ
松笠地区では人口が年々減少し、高齢化率も上昇しています。現在は住民の約2人に1人が65歳以上という状況です。その中で高齢者の不安や悩み、見守りといった問題を解決するため、2005年に「松笠振興協議会」を設立し、様々な意見やアイディアを地域みんなで考え、高齢者が暮らしやすい環境づくりに取り組んでいます。
活動紹介
高齢者が楽しめるイベントが盛りだくさん「福祉まつり」
地域福祉部が中心となり、交流センターで生演奏によるコンサートや地元の人たちによるダンス、カラオケ大会など、さまざまなイベントを開催しています。地域の高齢者に参加を呼びかけ、来場が難しい方には送迎も行います。 サロンの活動は各自治会で行っていますが、自治会の規模も年々縮小していることから、「福祉まつり」のように複数の自治会が合同で行う活動も増えています。
「まつかさっ子サークル」でみんな笑顔に
「地元のいいところを発見しよう」をテーマに、小学生を対象とした催しを月1回行っています。地域の宝である子どもたちに、“遊びと体験を通して松笠の良さを知り、好きになってほしい”という願いをこめ、料理体験や自然観察会といった活動を地域の方たちの協力のもと開いています。 また、夏休みなどの長期休暇では交流センターを無料開放し、勉強や遊びなどの見守りを行っています。
今後の目標
大人から子どもまで地域の人が一緒になり、伝統的なまつりやイベントを絶やすことなく続けていきたいです。そのためにも、松笠の自然や文化を通し、子どもたちにもっと地元を好きになってもらい、大人になってもここで暮らしたいと思える地域づくりをしていきたいと考えています。
そのほか、高齢者が運転免許返納後も気軽に地域内を移動できるよう、地域の送迎ボランティアの協力も必要であり、地域内における協力体制の構築を検討中です。
まちのひとの声
生の演奏を聴いたり、歌を歌ったりするのが好きなので、イベントが開かれるのを楽しみにしています。
主要推進組織 | 松笠振興協議会 |
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郵便番号 | 690-2705 |
住所 | 島根県雲南市掛合町松笠748-18(松笠交流センター) |
電話番号 | 0854-62-0411 |
FAX | 0854-62-0411 |