地区の紹介

【波多でいきいきと暮らす。“たすけ愛”の仕組みづくり】
 雲南市南西端の山あいにある波多地区。以前は宿場町として発展していましたが、近年では人口減少が深刻化。地域の賑わいを取り戻そうと、地域自主組織「波多コミュニティ協議会」が、廃校となった小学校を活用した「波多交流センター」を拠点に活動を開始しました。①思いやりをもって助け合える仕組みづくり、②生き生きと元気で前向きな暮らしづくり、③波多を愛する心を育む、この3つの目標に向かい、買い物支援や自治会輸送、温泉施設の運営等、さまざまな分野の取り組みを進めています。

活動のきっかけ

 保育園、中学校に続き、波多小学校も閉校に。このままでは地域に賑わいが失われてしまうと、協議会の有志が「波多彩りプロジェクト」を2008年に結成しました。アンケートや各自治会との意見交換を通じて住民の意見を集め、「波多地区振興計画」を2011年に策定。誰にでもわかりやすいよう難しい言葉は使わず、活動には優先順位をつけて、活動ごとに取り組みの主体が目に見えるよう工夫しました。

活動紹介

地域の台所 「はたマーケット」 による買い物支援

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買い物支援 高齢者支援

 2014年に地区唯一の個人商店が閉店。高齢者等が日々の買い物に困るとの声があがり検討を開始。市から全日食チェーンを紹介され、閉店から7ヶ月後、波多交流センター内に「はたマーケット」を開設しました。生鮮品や加工品、日用品のほか酒類や地元産品も販売しています。買い物に来た地域住民の集いの場にもなっています。

自治会輸送「たすけ愛号」による無料送迎

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買い物支援 高齢者支援 生活交通

 移動手段のない高齢者などのために、2009年から「たすけ愛号」の試行運行を始め、2年後の2011年から本格運行を開始しました。はたマーケットに出かける高齢者などを無料で送迎しています。車を所有するために協議会は認可地縁団体を取得。出身者に寄付を募り、2019年に車両を更新しています。

今後の目標

 インターネットで商品の購入や、遠方の家族とオンラインで交流するなど、今やスマホは生活にとって欠かせないモノとなっています 。雲南市の協力を得て「スマホ相談会」を開催するなど、これまでにない新たな活動にも少しずつ取り組み始めています。

まちのひとの声

 グランドゴルフの帰りなど、「波多マーケット」を週1~2回利用しています。欲しいものが買えるので大変助かっています。

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主要推進組織

波多コミュニティ協議会

ホームページ

郵便番号 690-2703
住所 島根県雲南市掛合町波多459-1(波多交流センター)
電話番号 0854-64-0210
FAX 0854-64-0210

活動紹介のPDFデータ