地区の紹介
【たたらの火で栄えた山間地に、暮らしの火を灯し続ける】
雲南市の南端に位置する民谷地区。島根県内でたたら製鉄が盛んに行われた時代、この地でも製鉄が主な産業になっていました。今でも地区のあちこちに野だたらの跡が見られます。たたら炭(木炭)も多く作られ、製鉄産業が下火になってからも生産を継続。たたら炭の技術を用いた炭は高く評価されていたといわれています。
活動のきっかけ
ほかの中山間地域と同様に民谷地区も少子高齢化が進んでおり、その対策は急務となっています。民谷地区振興協議会は、閉校した旧民谷分校舎を拠点に地域自主組織として立ち上がりました。年々会員が減る自治会の活動をサポートし、困ったことがあれば相談できる地域の駆け込み寺のような存在になっています。
活動紹介
家に帰るまでの時間を地域の人と過ごす「夢民谷放課後子ども教室」
地区の小学生が帰宅してから一人で過ごすことにならないよう、民谷交流センターの一室を開放し、子どもの見守りを行っています。子どもたちは吉田小学校からスクールバスで民谷交流センターへ向かいます。親の迎えが来る18時ごろまで宿題や友達と遊んだりして過ごしています。スタッフは地元のシニアが交代制で2人常駐しています。
地域の健康を高める高齢者の見守り活動
70代以上の一人暮らしや日中に一人になる高齢者を中心に、各家を回って健康確認・安否確認など見守りを行っています。救急セットの配布や、敬老の日にはプレゼントも。コミュニケーションを大切にし、交通や買い物など生活の中で困りごとがないかも聞き取っています。すぐに解決できないことがでてきたら、民谷地区振興協議会に持ち帰って対策を検討しています。
今後の目標
近年水害・土砂災害のリスクが高まっているので、高齢者の見守りの際には、避難準備や持ち出し品の指導なども進めていく予定です。また、各自治会が構成員の高齢化に伴い機能しにくくなっているため、交流センターで取り組みを集約できるように体制を構築していきたいです。
まちのひとの声
子ども教室は毎日見てもらえて助かります。家族以外の大人と話す機会ができ、子どもにとっていい影響があるようです。
主要推進組織 | 民谷地区振興協議会 |
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郵便番号 | 690-2802 |
住所 | 島根県雲南市吉田町民谷456(民谷交流センター) |
電話番号 | 0854-74-0530 |
FAX | 0854-74-9344 |
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