地区の紹介
【神楽を通して幅広い世代との交流を】
「田井」という地名の由来は、奥出雲町との境にそびえる鯛酢山(たいのすやま)にある鯛岩(二匹の鯛が重なりあった形)から命名されたと言われています。地区内を流れる斐伊川のたもとには出雲湯村温泉・国民宿舎「清嵐荘(せいらんそう)」があり、山々に囲まれながらゆっくりとくつろげる温泉として、多くの人が訪れています。
また、神楽が盛んな地域であり、「深野神楽保存会」には若手メンバーも所属し、日々、練習を重ねながら伝統芸能の継承に取り組んでいます。小中学生を対象に開講される「深野神楽こども教室」には地区外から通う参加者もいます。神楽は幅広い世代の交流の場として重要な役割を担い、この地域にはなくてはならない大切な文化として受け継がれています。
活動のきっかけ
田井地区では少子高齢化や過疎化の問題に対し、「自分たちで何とかしよう」と住民たちが立ち上がり、平成の大合併後の2005年に田井地区振興協議会を発足。2019年からの地区計画では、「田井小学校を核とした地域づくり」をスローガンに掲げ、子育て世代が住みたい、戻りたいと思える地域づくりに取り組んでいます。
活動紹介
地域の魅力を発信し、ファンを増やして定住促進へ繋げる「田井地区応援団」
振興協議会が発足した「田井地区応援団」では、地域のファンを増やして、今後の移住・定住に繋げていけるよう、田井の魅力を発信しています。その一つの活動として、振興協議会が発行する広報誌を県内外の登録会員に向けて送付し、田井の出来事や魅力を幅広く伝える取り組みを行っています。 また、地区内の高校生が田井の魅力を発信しようと多くの地域住民が参加したPRダンス動画を作成。地域の人たちの楽しそうな様子から田井の良さを伝えたいと、振興協議会も全面的にサポートしています。
若い世代と連携したイベントの開催
地区の若手グループ「なちゅらる田井」と田井地区振興協議会が連携し、地域を盛り上げるために若い世代が中心となって様々なイベントを開催しています。 毎年8月に開催している「楽しみ田井!の日」は、川遊びや花火など、地域の大人も子どもも一緒に楽しめる内容で、子どもたちにとっては地域への愛着が生まれる特別なイベントとなっています。
今後の目標
この地区に住む誰もが「田井に住んで良かった」と思える地域にしていきたいです。将来、この地域を支えていく若者たちがここでの暮らしに希望が持てるよう、地域の商店や学校を存続させていくことが目標です。「田井に住みたい、帰りたい」と思ってもらえるよう、さらに魅力ある地域づくりに取り組んでいきます。
まちのひとの声
「田井の魅力を伝えたい」というPRダンス動画を作成しました。地域の皆さんが快く撮影に協力してくださり、撮影後には「元気をもらった」と言ってもらえて、田井がさらに好きになりました。
主要推進組織 | 田井地区振興協議会 |
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郵便番号 | 690-2313 |
住所 | 島根県雲南市吉田町深野61-4(田井交流センター) |
電話番号 | 0854-75-0312 |
FAX | 0854-75-0240 |
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