地区の紹介
【地域ぐるみで活動することを大切に】
雲南市三刀屋町の山間部に位置する中野地区。地区の中心地はかつて「中野銀座」と呼ばれ、とても賑わいを見せていました。地区内には「がん封じ」で知られる成覚寺があり、毎年4月の第2日曜日には「がん封じ笹酒まつり」が行われます。護摩壇(ごまだん)の火で温められた竹筒の「笹酒」を飲むとがんの予防にご利益があるといわれ、多くの人が訪れます。
自治会など地域の人たちの集いなどを昔から大事にしている地区であり、2つの神楽団では若い人たちを中心に積極的に活動しています。「中野神楽保存会」では地域の伝統文化を次世代に継承し、世界中の人々に神楽を広めるために英語でのイベントや広報にも力を入れています。
活動のきっかけ
2004年の市町村合併に伴い、住民主体の協働のまちづくりを目指し、2005年11月に「中野の里づくり委員会」を発足。現在は、総務企画部、ふるさと振興部、福祉部、生涯学習部、体育部、シニア部、児童ネットワーク部の7つの部門に分かれ、それぞれが住み良い地域づくりを目指した活動やイベントを行っています。
活動紹介
笑んがわ市で買い物支援と憩いの場を
JAの店舗が閉店したことで、地元の有志のメンバーが声を上げ、2011年6月に店舗跡地を活用して、始めたのが「笑んがわ市」です。毎週木曜日に地元で栽培する野菜や日用品を販売。その他、魚やパンなどの移動販売や希望があれば「笑んがわ市」への送迎も行っています。また、気軽にお茶を飲んでもらえるサロンも開催しており、「買い物と交流の場」として、長年にわたって住民に親しまれています。
子どもたちのつながりを目的としたイベント
2013年3月に中野小学校が閉校したことをきっかけに、地域の子どもたちのつながりを大切にするための児童ネットワーク部を設立。「夏休みあおぞら教室」と題し、川での魚釣りやごはん作り、工作などのイベントの開催や、クリスマス会、長期休みの間の図書室開放などを行っています。
今後の目標
「笑んがわ市」に出す野菜を作る人が少なくなってきていること、また、サロンで提供する煮しめなどのお茶口を作るスタッフが不足するなど、イベントを支える人たちの高齢化が課題の1つです。
今後は、空き家を利用した関係人口の拡大を図り、地域内外の人たちが中野と関わりを持ち、地域の活性化に繋げることを目標にしています。
まちのひとの声
「笑んがわ市」に出すために野菜作りを続けています。ここがあるから元気で頑張れますし、皆さんと集まって楽しくおしゃべりできるので、とてもありがたいです。
主要推進組織 | 中野の里づくり委員会 |
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郵便番号 | 690-2523 |
住所 | 島根県雲南市三刀屋町中野375-2(中野交流センター) |
電話番号 | 0854-45-2795 |
FAX | 0854-45-2795 |
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