地区の紹介

【永井隆博士のお膝元で広がる明るい地域づくり】
 高速道路や国道が通る雲南市の商業エリアから車で約15分の、比較的便利な立地にある飯石地区。出雲国風土記や延喜式に記される古社「飯石神社」や、「多久和城」をはじめとする山城跡やたたら跡など、多くの歴史遺産が点在する地域です。
 また、長崎で原爆に遭い、自らも重症を負いながら多数の被爆者を救済したことで知られる永井隆博士が、幼少期を過ごしたとして知られる地域でもあります。病床で執筆し、平和を訴え続けた数々の著書は国内外問わず多くの人の胸を打ち、現在も平和への大きなメッセージとして読み継がれています。地区内には博士が小学校卒業までを過ごした「永井隆博士おいたちの家」や、母校である旧飯石小学校があり、平和への願いとともに、博士の軌跡を今に伝えています。

活動のきっかけ

 2006年に地域自主組織「雲見の里いいし」を設立。地区の将来像について考える大きなきっかけとなったのが2016年の飯石小学校の閉校でした。閉校後、小学校の活用について検討するため、住民有志の「いいし小みんなで考える会」を発足。話し合いを重ねる中、閉校活用だけではなく、地域のあり方について住民の意見を聞く必要があると考え、中学生以上の全住民を対象としたアンケートを実施しました。その結果をもとに地区計画を立て、地域課題解決に向けてさまざまな活動を行っています。

活動紹介

閉校した小学校を有効利用した「いいし へいわの里」

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その他

 閉校した飯石小学校を活用するため、郷土の偉人である永井隆博士の顕彰施設として“地域の拠点となるような場所にしていこう”と地区の有志が中心となって取り組みを進めました。そして旧飯石小学校は、「いいし へいわの里」として2021年4月に新たにオープン。施設内では永井博士に関する展示や地元の方の作品コーナーなどのほか、手芸や健康づくりの集いや肝試しなどのイベント、子どもたちの活動等に利用されています。

住民アンケートから地域の課題解決に向けた「第一次飯石地区計画」を策定

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その他

 2017年に住民アンケートを実施し、2018年に「地区計画策定委員会」を発足しました。メンバーは各自治会から推薦された60歳未満の代表者で、アンケートから見えてきた課題や住民の不安を踏まえて、地域の将来を見据えた5年間の「第一次飯石地区計画」を策定。獣害対策や自主防災、定住者の受け入れなどを地域課題として挙げました。この計画は自主組織「雲見の里いいし」の事業計画に取り入れられ、さまざまな活動につなげています。

今後の目標

 地区の人口減少は避けられないことですが、住民の方たちには「これから先もやっぱりいいし」と思ってもらえるような地域にしていきたいです。そのためにも防災活動や獣害対策、見守りに力を入れ、「安心・安全」を実感できるような活動を行っていくのが目標です。また、イベント開催や集いの場づくりを通して、地域の人や子どもたちが気軽に集まれるきっかけを作り、住民同士の繋がりを深めていきたいと考えています。

まちのひとの声

 飯石のためにいろいろな方が旧小学校を活用した楽しいイベントを企画したり、実行されていてすごいと思います。今後の飯石が楽しみです。

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主要推進組織

雲見の里いいし

ホームページ

郵便番号 690-2512
住所 島根県雲南市三刀屋町多久和516-2(飯石交流センター)
電話番号 0854-45-4224
FAX 0854-45-4224
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