地区の紹介
【市の中心部にある活気に満ちた地域】
雲南市の中心部である斐伊地区は、市役所や消防署をはじめとする多くの公共機関や、複数の教育施設が集中しているエリアです。国道等が通り交通アクセスも良く、人口が安定しているため、新たな大型住宅団地等も建設されるなど、活気あるまちづくりが進められています。
地区内にそびえる「城名樋山(きなひやま)」は出雲国風土記にも記されている山で、大国主命(オオクニヌシノミコト)が兄弟である八十神(やそがみ)を討つためにこの山に城砦を設けたといわれています。また、戦国時代には尼子と毛利の戦いが行われた地でもあり、多くの歴史を刻んでいる山として知られています。
標高は120mほどで、山頂の公園からは斐伊川や木次・三刀屋の町並みが一望でき、春には山頂のたくさんの桜と、眼下に広がり咲き誇る桜の景色が楽しめます。
活動のきっかけ
以前は公民館を拠点として、地域の文化や生涯学習の活動を中心に行っていましたが、平成の合併による雲南市の誕生をきっかけに、2006年、地域自主組織として「斐伊地域づくり協議会」を発足しました。“地域と雲南市=自助と共助の協働のまちづくり”を目標に、斐伊地区内の公民館、自治会長会、各地域の活動団体を協議会に集約しました。
協議会では福祉・環境・子育てなど地域のニーズに対して、それぞれの委員会が連携して取り組んでいます。
活動紹介
料理を作って楽しく多世代間交流「ごはんのじかん」
新旧幅広い年代が暮らしている斐伊地区で、親子孫三世代で料理を楽しもうと2010年から始めたのが、生涯学習部主催の「ごはんのじかん」です。会員登録制で、年間に7回から8回ほど開催しています。毎回、講師を招いて、和洋中さまざまな料理をみんなで作って食事を楽しみます。託児サービスもあるため、子育て世代の若いお母さん方にも人気で、毎回多くの参加者で賑わっています。
一人暮らしや高齢者の方を招いたふれあいの場づくり「ふれあい交流会」
65歳以上の一人暮らしの方を対象にした「ふれあい交流会」が、年に2回ほど開催されています。1回目は、斐伊小学校の2年生を招待し、一緒にゲームをしたり、おやつを食べたりして楽しい時間を過ごします。2回目は、民謡やどじょうすくいといった専門のゲストを招き、舞台などを楽しみます。また、年に1回、地域の80歳以上の方を対象にした「長寿の集い」の会もあり、お弁当を用意してお祝いしています。
今後の目標
多世代の方が住んでいる地区ゆえに、世代間の交流や地域の目指す目標を一致させることが難しいという課題があります。地域住民が同じ方向を向き、若い核家族世帯にも負担にならないような、参加しやすい活動を企画していきたいです。また、高齢者同士の見守りや、多世代間交流にも力を入れていきたいです。そのためにも将来の地域を牽引していく担い手を確保するのが、協議会として重要なポイントだと考えています。
まちのひとの声
一人暮らしのため、普段はあまり人と話すことが少ないので、「ふれあい交流会」を楽しみにしています。特に子どもたちとの交流はうれしいです。
主要推進組織 | 斐伊地域づくり協議会 |
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郵便番号 | 699-1311 |
住所 | 島根県雲南市木次町里方912(斐伊交流センター) |
電話番号 | 0854-42-1636 |
FAX | 0854-42-1636 |