地区の紹介

【山あいの地区のダム湖を活かしたまちづくり】
 中国山地の山々に囲まれ、奥出雲町と接する温泉地区。地区を流れる斐伊川沿いには、『出雲国風土記』にも登場する名湯「出雲湯村温泉」が湧き、上流にある尾原ダムの「さくらおろち湖」周辺では、ボート競技や自転車競技などが盛んです。また、2014年に閉校した地区の小学校は、現在、不登校支援の拠点として活用されています。
 本地区では、地域自主組織「ダム湖の郷」を中心に、尾原ダム周辺の環境維持をはじめ、スポーツイベントの開催や運営参加、特産品開発、さらにそれらに伴う雇用創出などに力を入れています。

活動のきっかけ

 2004年の雲南市の誕生をきっかけに、市内各地区に地域自主組織が設立されました。その流れの中で温泉地区自主組織「ダム湖の郷」も誕生。温泉地区交流センターを拠点に、尾原ダム周辺の環境美化活動として草刈りや、ソバやキツツジなどの栽培、ウォーキング大会の開催、道の駅での青空野菜市などに取り組んでいます。

活動紹介

毎年多くの住民が参加する「温泉地区おろち湖周辺ウォーキングの集い」

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その他

 さくらおろち湖の周囲約4.5kmを一周するウォーキングイベントで、2012年の尾原ダムの完成以来、毎年開催しています。参加者の顔ぶれは、ベビーカーを押す家族連れから高齢者までさまざま。毎回70~80人のエントリーがあり、地元住民も多数参加しています。さくらおろち湖では他にもボートやトライアスロン、トレイルランニングなどの大会が開かれています。

閉校・閉園後も地域の拠点として維持する「旧温泉小学校及び温泉幼稚園管理事業」

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子育て支援 その他

 斐伊川沿いに隣り合って建つ旧温泉小学校と旧温泉幼稚園。2014年の閉校・閉園後はダム湖の郷が管理団体となって、定期的に草刈りをするなど地区の人たちの手で維持管理されています。旧校舎は、雲南市やNPO法人、地域、保護者が協働で不登校支援に取り組む「おんせんキャンパス」として活用されており、今後は幼稚園の活用も期待されています。

今後の目標

 温泉地区では、今後も尾原ダムを核とした地域の活性化を継続していきたい考えです。現在の取り組みで言えば、スポーツイベントの開催のほか、交付金などを活用した有償ボランティアの募集です。有償ボランティアは、草刈りなどの環境整備、肥料となる鶏糞の配送など、さまざまな活動がその対象となっており、人口が減少し、地域活動の担い手が不足する中で住民が持続的に地域づくりに関われる工夫をしています。

まちのひとの声

 地元の人でも普段はあまりダムに行くことはないのですが、ウォーキングの集いがあることで、ダムの景色を楽しんだり、人と交流したりする良い機会になっています。

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主要推進組織

温泉地区地域自主組織「ダム湖の郷」

ホームページ

郵便番号 699-1342
住所 島根県雲南市木次町平田799-3(温泉交流センター)
電話番号 0854-48-0077
FAX 0854-48-0077

活動紹介のPDFデータ