地区の紹介
【活動を通して地域の絆を深める】
大東町の西部に位置する春殖(はるえ)地区は東西に長く伸びた長靴のような形の地域で、面積の約2/3が山林からなる自然豊かなエリアです。
春殖という地名は「出雲国風土記」の中に出てくる春殖社(御祭神はイザナギノミコトとイザナミノミコト)の社号に因み、春殖村となったのが由来のようです。
地域を流れる赤川沿いに植栽された「春紅桜(しゅんこうざくら)」は毎年春になると鮮やかに咲き誇り、ピンク色に染まった桜並木の風景は地域の人たちの目を楽しませてくれます。
また、国の特別天然記念物であるコウノトリの繁殖にも力を入れており、毎年数羽の雛が育つ日本国内でも他に例が少ない繁殖率となっています。優雅に空を舞う姿は見る人を幸せな気持ちにさせてくれます。
活動のきっかけ
人口の減少と少子高齢化が進む中、一人暮らしの高齢者の見守りが課題となっています。2005年春殖地区振興協議会を設立し、住民同士ができるだけコミュニケーションを取り合い、地域の絆が薄らいでいかないよう「地域でできることは地域で」という思いで課題に取り組んでいます。
活動紹介
ふれあい、いきいきサロン
高齢者を中心に、各自治会で公民館に集まり、月1 回お茶会などを開催しています。高齢者が楽しめるような企画を考え、体操やゲーム、折り紙、しめ縄づくりなど気軽に参加できる内容で取り組んでいます。2022年からは年1回、各自治会が一緒になって交流センターを会場とした催しを計画しています。高齢者の孤立を避けるため、みんなで交流する場所を作っていきたいです。
地域の子どもたちが楽しめるイベント
春殖地区の子どもたちに地元の素晴らしさを感じてもらうため、サマーキャンプや川遊び、カルタ大会などを開催しています。 夏休みのサマーキャンプでは、楽しむだけでなくマナーを身につけることも目的としており、カレーづくりや座禅体験、勉強会など盛りだくさんの内容です。夜のキャンプファイヤーではみんなとてもいい顔になっています。 また、川遊びでは鮎のつかみ取り体験も。地元の豊かな自然の中で遊ぶことが、子どもたちにとって貴重な経験になると考えています。
今後の目標
いきいきサロンは、参加者がいつも決まったメンバーになる傾向があります。高齢者の中には、家族以外の人と会話するのが苦手な方や、外出することに気が乗らない方もおられます。そういった方たちにもできるだけ無理なく、気軽に参加してもらえるよう、もっと声かけをして、サロンへ参加しやすい体制づくりをしていきたいです。
また、子どもたちには、大人になってもこの地区に残ってもらえるよう、春殖地区の魅力をもっと伝えていきたいです。
まちのひとの声
毎月サロンに出かけるのを楽しみにしています。たわいのない話ができて喜んでいます。
主要推進組織 | 春殖地区振興協議会 |
---|---|
郵便番号 | 699-1242 |
住所 | 島根県雲南市大東町大東下分235-1(春殖交流センター) |
電話番号 | 0854-43-2709 |
FAX | 0854-43-2800 |