地区の紹介

【地域のシンボルを守り、地域資源として発信】
 塩田地区は、雲南市の中でも比較的に人口が少ない地区です。2011年に塩田小学校が閉校したことで少子高齢化がさらに進んでいますが、閉校後の校舎や校庭の活用方法などを住民同士で考えるなど、「地域に住んでいる人が楽しめて、元気になれる取組」を行っています。
 また、地区内にある小高い丘には、「塩田すくね(も)塚」があります。江戸時代、なかなか許可が下りなかったという新田開墾を行い、多くの農民を救ったといわれる大塚与兵衛が眠る場所で、今でも地域の人々から大切にされています。手作りの看板を立てるなど、塩田地区のシンボルとして守られ続け、地域の魅力を伝える資源として活かされています。

活動のきっかけ

 旧6町村が合併した雲南市の誕生をきっかけに「塩田地区振興会」が発足。高齢化率が高い地域であることから、高齢者サロンや買い物支援、健康推進事業などを積極的に行い、住民が安心して生活できるよう活動をしています。
 当初は、閉校した塩田小学校や地区内の耕作放棄地にて景観植物の植樹活動に取り組みましたが、常態化する鳥獣被害に悩まされ、今後の活動を模索しているところです。
 地区内の『維持管理』・『環境整備』・『景観保全』を課題とし、集落支援員と連携した“集落支援員手子(てご)活動”に力を入れて、地域の担い手の活動を末長く継続していけるよう取り組んでいます。

活動紹介

月に一度のお楽しみ!配食弁当「いぃ〜飯会」

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配食サービス 地域産業の振興

 月1回、有志メンバーが集まって作る配食弁当の活動です。交流センターでお弁当をつくり、配達までを実施。材料には地区内にある「野菜作りグループ」で栽培された野菜や「漬物グループ」で作られた漬物を使うなど、地産地消の取り組みにも繋がっています。配達時には、利用者の意見を聞きながら、サービス向上にも力を入れて取り組んでいるところです。

住民のお悩みに個別にお手伝いをする「集落支援員手子(てご)活動」

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その他

 塩田地区振興会の集落支援員が、住民の困りごとに個別にお手伝いをしています。買い物代行や草刈りをはじめ、近年頻発している自然災害に備えて、トタンの修理や裏山の樹木の伐採といった防災対策も実施。気兼ねなく相談してもらえるよう、積極的に声かけを行っています。

今後の目標

 「塩田すくね(も)塚」に案内看板を設置するなど、地区内外の方へ地域資源の魅力が伝わるような取り組みをしていきたいです。
また、他地区と行き来をする「サロン活動」を開催し、交流を深めながら、自分たちの地域を紹介するなど、「魅力ある地域資源」・「たたら製鉄」をキーワードに、隣接する他の地域との繋がりや魅力を再認識できるような活動も進めていきたいと考えています。

まちのひとの声

 「いぃ~飯会」で作られる毎月のお弁当を楽しみにしています。スーパーのお弁当とはまた違って良いです。スタッフの皆さんが長年活動されていることに感謝しています。

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主要推進組織

塩田地区振興会

ホームページ

郵便番号 699-1262
住所 島根県雲南市大東町塩田84-1(塩田交流センター)
電話番号 0854-47-0033
FAX 0854-47-0033

活動紹介のPDFデータ