地区の紹介

【長い歴史とともに育まれた自然豊かな地区】
 国道9号線沿いに広がる江津市和木地区は、海と山に囲まれた自然豊かな場所です。
 この地区の歴史は古く、1221年の承久の変に遡ります。後鳥羽上皇が隠岐の島に流される際、御所で警備をしていた和気十郎良忠が上皇を救うためにこの地に身を置くことになりました。そしてこの地を「和木」と名付け、自身の苗字を以前住んでいた京都の地の「小川」としました。以降の小川家は家来たちとともに、無人の荒れ地であった和木の地の形成に多大なる尽力をし、現在に至ります。
 また、和木地区では日露戦争の際に航行不能となったロシアの特務艦を救助した歴史もあり、その史実を後世に伝える「ロシア祭り」が開かれるほか、地域の人たちが扇子を持って舞う「盆踊の扇子踊り」など、特徴のある伝統行事も残っています。

活動のきっかけ

 2013年に江津市で策定された「江津市地域コミュニティ推進指針」に基づき、和木地区で活動する各団体や住民代表で地域の課題や魅力について話し合うワークショップを2014年に開催しました。その際の住民の意見をもとに、“団体間の連携と住民の絆の強化”をベースとした7つの部会から成る「和木地区まちづくり協議会」を2016年に発足しました。

活動紹介

ロシア艦船「イルティッシュ号」の出来事を未来へと語り継ぐ

Image of Jirei1
その他

 日露戦争中の1905年5月、和木町の海で沈みかけていたロシア艦船「イルティッシュ号」を見つけた住民が、200名超のロシア兵を助けたという史実に因んで毎年開催される「ロシア祭り」。和木地区まちづくり協議会では祭りの開催に係る実行委員会の支援の他、慰霊碑移設や看板設置など、和木の先人による分け隔てない思いやりを後世に伝え続けるための広報活動を行っています。

ウォーキングで地域の名所をめぐりながら住民同士のつながりを

Image of Jirei2
その他

 地域の魅力を再確認するために地区内を歩き、ウォーキングルートの策定や休憩所、名所案内が表示された地図看板を設置するなどの活動を行っています。住民の健康づくりをはじめ、住民同士の交流を深めつつ、自分たちが住んでいる地域について、さらに理解するための機会になることを期待しています。

今後の目標

 町づくりの主役は住民であり、その人たちが自分達の住む地域を好きになって、人の繋がりを深めていくことにより、円滑に地域活動を行っていくことができると考えています。地域内で活動するそれぞれの団体間の連携と、行事に参加し住民同士の絆を深めていくことを念頭に置きながら、今後も「わきあいあい明るい元気な町づくり」を目指していきます。

まちのひとの声

 ロシアとの交流があって良かったです。戦争中であっても困っている人を助けたという先人たちのように、優しくなりたいです。

エラーが発生しました。
このページでは Google マップが正しく読み込まれませんでした。JavaScript コンソールで技術情報をご確認ください。
主要推進組織

和木まちづくり協議会

ホームページ

郵便番号 695-0017
住所 島根県江津市和木町570-1(和木地域コミュニティ交流センター)
電話番号 0855-53-3315

活動紹介のPDFデータ