地区の紹介

【万葉ロマンあふれる人麻呂ゆかりの地区】
 二宮地区は江津市西部の日本海沿いに位置し、海と山に囲まれた自然豊かな地区です。
 飛鳥時代に国司として石見国に着任した柿本人麻呂が、妻の依羅娘子(ヨサミノオトメ)(別名:恵良媛(エラヒメ))と多くの歌を詠み交わした地として知られ、地区内のゆかりの場所には二人が詠んだ歌碑が立てられているほか、人麻呂が熱病に罹った際に身体を冷やすために横になったといわれる石床「スイトコ」が残されているなど、地域の随所に人麻呂の足跡を感じることができます。
 そのほか、日本を統一した神武天皇を大和の橿原(カシハラ)(現在の奈良県橿原市)まで先導したという故事から、導きの神として信仰がある「八咫烏(ヤタガラス)」の伝説が残る地でもあります。日本サッカー協会のマークにも使われ、縁のある多鳩神社にはJFA関係者など必勝祈願の参拝に訪れています。

活動のきっかけ

 2012年に開催した万葉フェスティバルをきっかけに、この地区の情報や柿本人麻呂の歴史をもっと地元の人や全国に広く発信していこうと「二宮町まちづくり協議会」を発足しました。18の自治会で構成されていた連合自治会や婦人会といった個々の部会が一つになり、協議会の活動として継続しているほか、地区を元気にするためのさまざまな取り組みを進めています。

活動紹介

二宮の神話と万葉の世界を歩く「万葉ウォーキング」

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その他

 「二宮地区のことをもっと地元の人に知ってもらいたい」と、地区内の万葉集ゆかりの場所を巡る「万葉ウォーキング」を2017年から行っています。  二宮地区は江津市の中でもUターン・Iターンにより移住される方が多いことから、このイベントを通じて、自分の住む地域のことを知ってもらうのが目的です。地区内を中心に募集していますが、基本的にはどこからでも参加できます。

献上米の「恵良媛米」を通して二宮をPR

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地域産業の振興

 この地区では平安時代から良質な米が取れ、当時は宮中への献上米として栽培されていました。そうした歴史的に定評のある、二宮地区内の飯田・恵良地区で栽培されるお米を、「多くの方に食べていただき、地域のことを知ってもらいたい」と始めたのが「恵良媛(エラヒメ)米販売」です。お米の発送にあわせて二宮地区の歴史や万葉集について知ってもらうため、地区ゆかりの絵馬やパンフレットも同封しています。

今後の目標

 「恵良媛米」の販売を継続していきたいですが、生産者の高齢化と後継者問題で継続が難しくなりそうな状況です。
 まずは、地域の住民や子ども達に地域の魅力や取組について、情報を発信し、地域活動に参加する世代を増やすことで、担い手を確保していきたいです。

まちのひとの声

 二宮に暮らす家族から「恵良媛米」を送ってもらいましたが、とても美味しかったです。それ以来、毎年楽しみにしています。

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主要推進組織

二宮町まちづくり協議会

郵便番号 695-0024
住所 島根県江津市二宮町神主イ171(二宮地域コミュニティ交流センター)
電話番号 0855-53-1665
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