地区の紹介

【漁業と窯業で栄えた商人の町】
 都野津地区は江津市西部の沿岸部に位置し、古くは沿岸漁業の中心地として栄えた地区です。また、良質の粘土層に恵まれ、石州瓦をはじめとした窯業も盛んで、その集積地として多くの行商人やお店があつまる商人の町でもありました。地区の中心部はさまざまな商店が建ち並ぶ賑やかな通りだったと伝えられ、今でも往時の繁栄ぶりを町の随所に感じることができます。その名残から現在でも主要な公共施設や教育機関が集まっており、周辺住民の生活拠点となっています。
 また“都野津の恩人”と語られる実業家の佐々木凖三郎氏の出身地としても知られ、都野津駅から徒歩5分ほどのところには「佐々木凖三郎記念館」(旧都野津町役場)があります。昭和前期の洋風建築で、2020年に「佐々木凖三郎記念館(都野津会館)」と名称変更し、2021年には国の登録有形文化財に指定されています。

活動のきっかけ

 地域のことを地域住民みんなで、話し合い、解決策を考えて実践するという江津市が推進する地域コミュニティの考え方に基づき、「都野津町づくり協議会」を立ち上げ、まずは組織の見える化・変革・統合を軸に事業計画を立てました。
 住民の誰もが安心して住み続けられる「まちづくり」のためには、まず「人づくり」が必要と考えました。地域全体で子どもたちを見守り、育て、さまざまな活動を通して、以前のような活気のある町並みを取り戻すための取組を進めています。

活動紹介

支え合い、助け合い、認め合える「笑みサポーター」

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子育て支援 その他

 住民同士でお互いに支え合い、助け合い、認め合っていこうと「笑みサポーター」を始めました。自分の生活をあまり犠牲にしない範囲内で、少しでも他の人に笑顔になってもらうように自らが住民のサポーターになる取り組みです。定期的に養成講座を開催しており、町民であれば誰でも参加できます。  また、交流センターでは「つのみやっ子広場」と称して放課後子ども教室を開いており、笑みサポーターさんと一緒におにぎり作りをするなど、地域全体での子育てに積極的に取り組んでいます。

地域のシンボルを語り継ぐライトアップ

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その他

 町おこし事業の一つとして、都野津のシンボル「佐々木凖三郎記念館(都野津会館)」と、赤瓦景観の町を作り出す古民家をライトアップし、夜の都野津を明るく照らします。美しくライトアップされた町に魅力を感じてもらい、佐々木凖三郎氏の功績を地域で語り継いでいきたいと考えています。また、国の登録有形文化財に認定されたことを機会に、認定の決め手の一つとなった「棟札(ムナフダ)」を見学する「棟札見学コース」も行っています。「棟札」は、建造の年月日や施主・大工などを記して後日に伝えるために作成され、天井の棟木などに打ち付けられた板札のことです。歴史を感じてもらいながら、地域の魅力を発信していきます。

今後の目標

 笑顔をテーマとしている「笑みサポーター」の活動を広げていき、「向こう三軒両隣」のつながりを復活させていきたいです。町でできることは町で考え、進め、自立した町づくりを行いたいです。そのためにも定期的な振り返りを行い、目的を見失わないよう検証し続けながら「PDCA」を行い、そして、他人の笑顔が自分の幸せと感じられるような、そんな町にしていくことが目標です。

まちのひとの声

 「つのみやっ子広場」で「笑みサポーター」の方とおにぎりを初めて作ったけど、簡単に作れてうれしかったです。お家でもママと一緒に作りたいと思いました。

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主要推進組織

都野津町づくり協議会

郵便番号 695-0021
住所 島根県江津市都野津町2358-1(都野津地域コミュニティ交流センター)
電話番号 0855-53-0453
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