地区の紹介
【魅力ある自然に囲まれた、かつてのやきものの里】
都治地区は、江津市の北部に位置しており、北側は日本海、南側は山地が広がる自然豊かな地区です。国土の神である大穴持命(おおあなもちのみこと)が、この里に180の神々を集め、国の統治についての会議や宴を催されたという言い伝えから「都治」と名付けられたと言われています。この地域の土は粘土質で焼きものに適していたことから、古くから石州瓦や石見焼などの窯業が盛んで、現在も登り窯で器を作る窯元があります。
1949年に同地区出身の多田嘉作氏が、もともと芝居小屋だった建物を購入し都治公民館として移築。その後、1985年に現在の場所に建て替えを行う際にはバレーコートや舞台を備えた体育館を併設した公民館を建築し、文化・体育・サークル活動など多くの場面で住民に利用されています。
活動のきっかけ
誰もが安心して快適に暮らせる活力と個性豊かな地域づくりを基本理念として、2012年に「都治地区コミュニティ協議会」を発足しました。2014年から江津市の施策を受けて、正式にコミュニティセンターとしての活動を開始。地域総ぐるみ・総参加の、誇りをもてるまちづくりを推進するため、住民参加型の地域活動を行っています。
活動紹介
一家一花でつなぐ ~梅の降る里づくり~
地域資源を活用した取組を始めようと協議会設立と同時に「梅事業部」を発足しました。各自治会へ全2700本の梅の木を配り、自宅の庭や休耕田などに植樹してもらいました。その後も、草刈りから収穫までの管理を行っています。2021年より果実を収穫・出荷できるようになり、近くの道の駅での販売も開始しました。数多くの梅の花が咲く季節には、美しい景観を楽しむ人の姿も見られます。
今後の目標
今後は自立した活動を行えることを前提に、この地区で育った「安心・安全な梅」を特産として確立させ、将来的には地元企業による加工品や酒などの商品開発にも取り組んでいきたいです。そのためにも、安定的な供給ができる仕組みづくりのほか、住民同士の交流も含め、お互い切磋琢磨しながら梅づくりができるよう工夫していきます。
まちのひとの声
「梅づくり」は、作業が大変ですが、みんなでワイワイと話をしながら集まれる良い機会になっています。良い梅が採れるよう頑張っています。
主要推進組織 | 都治地区コミュニティ協議会 |
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郵便番号 | 699-2841 |
住所 | 島根県江津市後地町829-1(都治地域コミュニティ交流センター) |
電話番号 | 0855-55-0002 |