地区の紹介

【組織同士の連携が取れた風通しのいい地域づくり】
 安来市の最西部、中海に面して位置する荒島地区。古墳や墳墓が至るところに点在しているのが特徴の一つで、中でも四隅突出型墳丘墓など、弥生時代から古墳時代にかけての墳墓が豊富にあり、かつて大豪族たちがこの地にいたことを物語っています。4基の古墳で構成された「古代出雲王陵の丘」からは、荒島の街並みを眼下に雄大な景色が一望できます。
 また、害虫に強い品種の稲「亀治米(かめじまい)」を開発した広田亀治や、荒島の入り江を埋め立てて農地開拓を行った卜蔵孫三郎も荒島ゆかりの人物。地域では毎年、地区の小学生が亀治米を栽培するなど、荒島の歴史を今に伝えています。

活動のきっかけ

 地域の問題点を洗い出したところ、主に高齢者から買い物や通院といった生活支援を求める声がありました。また、それまで地域に自主防災組織がなかったこと、住民が交流できる場所がなかったこと、この3点に重点をおき、「ライフサポート」、「防災部」、「きないや部」の3部会から構成された「未来あらしま」が2019年に設立されました。

活動紹介

住民たちの交流の場をつくる「きないや部会」

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その他

 住民たちの拠点を作ろうと、無人駅となっていたJR荒島駅の宿直室を自分たちでリノベーション。情報科学高校の生徒たちも作業に携わり、完成後は同校吹奏楽部によるミニコンサートや、地元の小中学生の作品を展示するギャラリー、「きないや食堂(子ども食堂)」、カフェ(不定期)として活用されています。そのほか学生の勉強スペースや地域の方の憩いの場として、気軽に利用してもらえる空間です。

日々の暮らしを支える「ライフサポート部会」と地域の安全を守る「防災部会」

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買い物支援 防災活動 その他

 「ライフサポート部会」では、買い物や病院への通院、家事など、日常で支援を必要とする方のサポートを行っています。  また、「防災部会」では「防災フェスティバル」を開催したり、自治会のミニサロンや小中学生の防災教室で地域防災に関する啓発活動をするほか、消防団と連携して年に2〜3回防災新聞を発行しています。

今後の目標

 地域全体を活性化していくことが目標です。荒島地区には未来あらしまのほか、活性化推進協議会や交流センター、消防団などもあり、お互いに連携が取れている風通しのいい地域です。安心して暮らせる地域づくりのため、今後も各組織間で情報を共有していくとともに、「未来あらしま」の取組について、もっと知ってもらい、各種支援の利用向上を図っていきたいと考えています。

まちのひとの声

 ライフサポート部会がないと買い物も病院も行けないのでとても助かっています。

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主要推進組織

未来あらしま

ホームページ

郵便番号 692-0007
住所 島根県安来市荒島町3353-5(荒島交流センター)
電話番号 0854-28-6783
FAX 0854-28-6783

活動紹介のPDFデータ