地区の紹介

【三瓶山の豊かな自然を活用した地域活性化】
 池田地区は、大田市の南東部にあり、国立公園三瓶山の麓に位置する自然豊かな地域です。古くから三瓶山の自然を活かした農業や林業、観光業が盛んでした。
 少子高齢化で担い手が不足する中、池田地区では、10年以上にわたって地域活動に熱心に取り組んできました。「池田まちづくりセンター」を拠点に、小中学校とも連携して、三瓶山の自然保護や、伝統文化の継承、観光振興、産業振興などに力を入れています。2020年には、大田市日本遺産構成文化財に、池田地区の浮布池、三瓶そば、小笠原流田植え囃子が含まれるなど、地道な活動が実を結びつつあります。

活動のきっかけ

 急速に進む少子高齢化など、地域の課題解決を目的として小さな拠点づくりをめざし、大田市協働のまちづくり推進事業に基づいて「池田地区まちづくり推進協議会」が2009年に設立されました。住民たちは当事者意識を持って、高齢者を守るとともに、将来を担う子どもたちの育成や、伝統文化の継承、観光振興を推進し、「潤いと癒しが感じられるまちづくり」の実現に向けて活動しています。

活動紹介

美しい景観を復活させた「浮布池周辺環境整備活動」

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子育て支援 その他

 浮布池は万葉集にも詠まれた場所ですが、湖畔にあった観光施設の跡地が荒廃し、雑木林化していました。そこで、観光地としての景観を取り戻そうと、支障木や危険木の伐採、草刈り作業を定期的に行っています。また、小学生との生き物調査や希少植物の保全活動、学芸員による環境保護研修会、水質検査などを行い、環境の保全にあわせて子どもたちの学びの場としても活用されています。

農産物の販路拡大や特産品を生み出す「特産物等開発研究会」

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地域産業の振興

 コメ、三瓶そば、ネギなどの農産物の販売促進に向けて、小学校や観光施設と連携して特産品づくりのコンテストを実施しているほか、講師を招いて特産物づくりや有機農法の研修会を実施しています。研修会に参加した住民たちが、年数回の直売会を開いたり、農産物の産地直送便を始めたりと、新しい事業に挑戦するきっかけづくりとなっています。

今後の目標

 長年の活動を通じて美しい景観を取り戻した浮布池周辺では、近年、観光客が増えつつあります。今後はインターネットやSNSを活用して全国に情報発信するとともに、自然観察会や写真撮影会を開催して、人を呼び込む予定です。また、より一層の地元農産物の販路拡大に向けて、常設の直売所や加工場の設置をめざしています。

まちのひとの声

 浮布池が整備され、地域のみんなの憩いの場所になりました。また、農産物関連の研修会は勉強になり、良い刺激になっています。

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主要推進組織

池田地区まちづくり推進協議会

ホームページ

郵便番号 694-0223
住所 島根県大田市三瓶町池田1887番地1(池田まちづくりセンター)
電話番号 0854-83-2168
FAX 0854-83-2168

活動紹介のPDFデータ