地区の紹介
【自然と人と共に生きる ぬくもりある二川】
二川地区は、広島方面へと続く国道191号と、益田・三隅方面へと続く県道浜田美都線の合流地点に位置しており、中山間地域としては比較的交通量の多い地域です。
地区内には美肌の湯で知られる「美都温泉」があり、町内外から多くの入浴客が訪れます。住民にとっても美都温泉は地域の宝として、大切にされています。
また、柴犬のルーツとされる石州犬「石号」が生まれたのがこの地域で、柴犬の聖地「石号の里」として話題になり、愛犬家の方たちを中心に県内外から石号記念館に訪れる人が増えています。
石号記念館の近くには双川峡があり、上流には総落差18メートルの「養戸の滝」が勢いよくしぶきをあげて豪快に流れ落ちています。駐車場や遊歩道も整備され、二川地区の観光スポットとなっています。
活動のきっかけ
少子高齢化が年々進む中、将来の地区のために何を行うべきかを考えました。まずは地域を活気付けると同時に、高齢者たちの活躍の場をつくることを目標に、2017年に自治組織「ぬくもりの里二川」が誕生しました。今後は地区の魅力を多方面に発信することで、より多くの関係人口を増やし、ひいてはUターン・Iターン者を増やしていきたいと考えています。
活動紹介
柴犬の聖地「石号の里」のシンボルイベント『おかえりなさい!石号(いしごう)』
二川地区は柴犬の祖犬である石州犬「石号」出生の地。その石号が生まれ育った家が記念館として保存され、2019年11月2日の石号の誕生日に石像が完成しました。毎年11月2日には「おかえりなさい!石号」と題して除幕式やイベントが行われており、2021年に行われた石号そっくりさんコンテストでは愛犬を連れた参加者で賑わいました。「石号」は二川地区のシンボルであり、「石号」に関するイベントへの参加にあわせて、二川地区のことも知ってもらえればと考えています。
体験事業を通しての高齢者と子供たちの交流
地元の高齢者の指導のもと、昔から地域に伝わる伝統や文化を子どもたちに体験してもらうイベントを年に1回行っています。 津和野の伝統的な郷土料理「うずめ飯」を一緒に作って食べる企画や、焼き米という郷土食づくり体験などがこれまで好評でした。これら伝統食を体験することから地域の歴史を学び、高齢者と子どもたちが楽しく交流できる貴重な場となっています。
今後の目標
美都温泉、石号の里、双川峡といった自慢の観光地をうまく活用し、地域外の人をもっと呼び込めるように関係人口を増やすのが目標です。その上で地元の若者たちが残ってくれるようになり、Uターン・Iターン者も増やしていく考えです。
体験事業などで拠点となっている公民館もいずれは規模を大きくして、より多くの人が利用できる場にしていきたいです。
まちのひとの声
体験事業では、子供も大人も一緒になって学ぶことができるので、私たち親世代でも楽しく、とても勉強になります。
主要推進組織 | 一般社団法人 ぬくもりの里二川 |
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郵便番号 | 698-0202 |
住所 | 島根県益田市美都町宇津川ロ377-3(二川公民館内) |
電話番号 | 0856-52-2552 |
FAX | 0856-52-2552 |