地区の紹介
【益田市の中心地、利便性の高い環境】
益田市の北部にある吉田地区は、益田川と高津川の河口域に広がる益田平野に位置し、市内で最も人口が多い地区です。市の中心地として市役所をはじめ、市立図書館やグラントワなどの文化施設、大型スーパーや益田赤十字病院、保・幼・小・中学校などの公共施設が集まっているため、日常生活における利便性が高く充実した環境です。また、益田市全体の約40%の企業があり、多彩な産業が集積しているところでもあります。
史跡も多数残っており、中でも5〜6世紀初頭に築かれた、県内最大級のスクモ塚古墳や小丸山古墳は、この辺りに大きな権力を持った首長が存在していた証ともいえます。中世においては海洋領主益田氏の交易港として繁栄し、益田氏の招きで訪れた雪舟の終焉の地としても語り継がれています。
活動のきっかけ
2014年に自治組織の準備会を設立。住民アンケートを実施し、現状把握から災害に対する取り組み、地域における福祉・健康づくりなど、一つの自治会では解決できない課題が確認されました。世帯単位ではなく個人が参加できる組織の必要性から、2021年「吉田地区自治協議会」を発足。「安心安全なまちづくり」「歴史文化を活かしたにぎわいづくり」「健康なまちづくり」をテーマに活動を行っています。
活動紹介
子どもたちが考え、実行し、挑戦する「チャレンジフェス」
2022年に「チャレンジフェス」と題し、地区内の小中学生が司会進行やステージ発表などを行うイベントを開催。「子どもたちの挑戦、経験」を大切にし、大人のサポートを受けながら、子ども自身でポスターや告知放送などの準備を行いました。子どもたちの意見をできる限り取り入れ、若者の感覚を活かし、子どもたちが主体となって輝ける場として今後も継続していきます。
安心・安全に暮らせるまちづくりを目指して
益田川と高津川の2つの川に挟まれ、一部高台を除いては全体的に氾濫の危険性が高い吉田地区。自治会同士の話し合いや、学校を避難場所として利用する要請など、自治会だけでは動きにくいことに着手し、地区全体での防災意識向上に努めています。また、交通量が多く、危険な箇所があるため、子どもたちが安全に登下校できるよう、見守り活動を支援する取り組みも実施しています。
今後の目標
住民自らが、地域を良くしようと参加し、考え、話し合い、行動・活動する場として自治組織を運営していくことを目指しています。益田市中心部に位置する吉田地区として「賑わい」を創出し、観光客や関係人口の増加を図るため、雪舟や柿本人麻呂など歴史的資源を活用し、積極的にイベント等の活動に取り組んでいく必要があると思っています。
まちのひとの声
コロナ禍のため発表会はなかったけど、チャレンジフェスに参加できて嬉しかったです。観客が多くてびっくりしました。
主要推進組織 | 吉田地区自治協議会 |
---|---|
郵便番号 | 698-0033 |
住所 | 島根県益田市元町11-26(吉田公民館内) |
電話番号 | 080-8040-2060 |