地区の紹介
【多世代交流を通じた、食・農・福祉の小さな経済循環】
益田市の中央部に位置する真砂地区。人口減少をはじめ中山間地域ならではのあらゆる地域課題を抱えていますが、真砂の生活基盤である農業を活かした食育活動の推進や、住民を巻き込んでの里山保育など、地域資源(ヒト・モノ・コト)を最大限に活用したまちづくりの挑戦を続けています。多様な組織・世代が繫がり、想いを共有し、失敗してもいいからまずやってみる!がモットー。「食・農・福祉の小さな経済循環を目指して」が合い言葉です。
活動のきっかけ
1989年に地区活性化協議会が設立されたことから活動を開始。中学生も含めた住民を対象にアンケートを実施し、ワークショップには小学生にも参加を呼びかけて、様々な世代の声をひろって計画を策定。2016年には地域住民全員を会員とした自治組織「ときめきの里 真砂」を設立し、地域内の関係団体とも連携する体制を整えました。
活動紹介
レンタル交流スペース 「tele-glue(てれぇぐれぇ)」
旧JAの店舗跡地に整備された「てれぇぐれぇ」 は、地域住民の居場所や仲間づくり、交流を目的に、気軽に集える拠点。誰でも一日店長となりカフェなどを開くこともできます。楽しみながら集い、話し合う中で地域の状況や困りごとなどが明らかになり、認知症予防カフェや、早朝モーニング喫茶の定期開催、買い物支援が行われるようになるなど、「てれぇぐれぇ」を拠点に地域内での助け合いが広がっています。
買い物支援と交流の合わせ技「ふれあいバス」
主に高齢者を対象に、市内スーパーに買い物に出かけた後、保育園児と昼ご飯を食べて交流する「ふれあいバス」を月6回運行しています。人口の少ない真砂地区において、園児との交流は高齢者にとって貴重な機会であり楽しみの一つとなっています。地域全体で子育てをする環境づくりにもつながっています。
今後の目標
2020 年に「見直しワークショップ」を開催し、子育て世代を中心に50名程度が参加。地域の担い手や移住者向けの住まいが不足している現状や、交通弱者への支援が必要との意見がでました。これらの課題について、専門家の意見も聞きながら地域全体で取り組んでいます。
まちのひとの声
週2回喫茶店をしています。常連さんの声を受け、日用品などの販売も始めました。自分の好きなことで皆さんに喜んでもらえるのが嬉しいですね。
主要推進組織 | ときめきの里 真砂 |
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郵便番号 | 698-0411 |
住所 | 島根県益田市波田町イ490-1 |
電話番号 | 0856-26-0002 |
FAX | 0856-26-0002 |