地区の紹介

【ICT技術・IoTデバイスを活用した有害鳥獣対策】
 山口県との県境に位置する二条地区。近年、人口減少が進み、ガソリンスタンドや個人商店が閉店し、耕作放棄地や放置竹林の増加、鳥獣害などの課題が深刻化していました。それらの解決に向け、定住対策・次世代育成・里山保全・歴史や文化の継承・地域資源の掘り起こし・特産品のブランド化・情報発信・地区内外との交流など、様々な活動を立ち上げて繋げる「元気な邑(むら)づくりサイクル」に、地域ぐるみで取り組んでいます。

活動のきっかけ

 2012年に県教育委員会からモデル公民館に指定されたことを機に、地域資源である「蛍」を活かした里づくりを開始。活発な議論ができる組織づくりを目指して、2014年に若者や女性も巻き込んで地域自治組織「二条里づくりの会」を立ち上げました。「なりわい部会」、「ひと部会」、「くらし部会」の3部会で活動し、具体的な計画「元気な邑(むら)づくりプラン」を策定しました。

活動紹介

地域ぐるみの有害鳥獣対策

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その他

 くらし部会が「鳥獣被害防除隊」を設置し、猟友会メンバーが「捕獲班」の構成員となり、住民や猟友会が一体となって、有害鳥獣対策を進めています。民間事業者の協力により、ICT技術やIoTデバイスを活用した対策を進めています。遠隔操作の「サル囲い網」を山中に設置し、サルにG P S発信機を取り付けることで群れの位置を把握し、動きを予測することで被害を未然に防ぐなど、画期的な方法で成果を上げています。

二条と出身者・ファンをつなぐ!「二条ふるさと便」

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地域産業の振興

 2014年から始めた「二条ふるさと便」は、お中元とお歳暮の時期に年2回、二条の出身者などに送っています。地区の農家や農事組合法人が作る米や煎りエゴマ、猪肉ジャーキーなど二条の“おいしい産品”を届けています。販売手数料は二条里づくりの会の貴重な収入源です。

今後の目標

 「昔ながらの、程よく手の行き届いた里山」を取り戻すことを目指しています。地域で活動を展開している既存団体との関係を風通しの良いものにし、地域の発展に向けて力を合わせて、今できることに取り組みます。暮らしの面では、地区内商店が閉店したこともあり、買い物支援や移動手段の検討も始めています。

まちのひとの声

 クマやサルを見つけて連絡すると、嬉しいことにすぐに捕獲班のメンバーが来てくれるんですよ。
 二条地区に移住するまでに様々な地域を見てきましたが、ここの有害鳥獣対策は本当に素晴らしいです!

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主要推進組織

二条里づくりの会

郵便番号 698-2254
住所 島根県益田市桂平町76番地1(二条公民館内)
電話番号 0856-29-0001
FAX 0856-29-0001

活動紹介のPDFデータ