地区の紹介
【豊かな自然と歴史の面影が残るまち】
豊川地区は益田市街から東に位置し、日本海に注ぐ「益田川」が流れる自然豊かな地区です。地区内にある「韮草山(にらくさやま)」は、益田市で唯一の一等三角点を有する山で、西側の峰から市街地や日本海の素晴らしい景色を楽しむことができます。
韮草山の中腹にある「大元神社」には、樹齢約130年の大きなしだれ桜があり、昔から地元の人をはじめ多くの見物客が訪れるお花見スポットとして知られています。
豊川小学校の北峰にある「大谷城」は、建久8(1196)年に石見国の武将・益田兼高によって築城され、その後、家臣の大谷氏の預かりとなり、大谷兼光のときに大谷城主となりました。八幡ソネ登山口と、斜面の緩やかな岸谷山道があり、現在も城跡を訪れることができます。
活動のきっかけ
豊川地区では2012年から、子どもを中心とした地域づくりの核となる組織「つろうて子育て推進協議会」を結成し、子どもたちが主体的に取り組む活動のサポートを開始しました。地域の特色を活かした地域づくりをさらに進めていくため、2017年に地域自治組織「とよかわの未来をつくる会」を発足。地域で行う体験や活動を通して、住民自身が地域を知り、地域課題を身近に考えるきっかけに繋げています。
活動紹介
住民の交流を支える「とよかワゴン」の運行
豊川小学校や公民館などの拠点で行われるイベントや、「百歳体操」など高齢者が健康づくりや交流を目的に集まる機会にあわせて、遠方に住む方の送迎を無料で行っています。また、子どもから大人まであらゆる世代の人が、地域内外への研修に出掛ける際の移動手段としても運行され、学びや新たな交流を支える重要な役割としても利用されています。
住民の手で改修された「とよかわの家」で行う体験活動
住民が自分たちで空き家の改修を行った「お試し居住施設」です。益田市外からの移住希望者の宿泊に利用してもらうほか、地域内外の人が囲炉裏や五右衛門風呂など昔の生活を体験できる施設としても活用しています。この施設を通して関係人口の拡大や、子どもたちが様々な体験を行うことで、「空き家」という課題を身近に捉える機会にも繋がっています。
今後の目標
“地域が元気になっていくこと”を目指して、この地域で色々なことに楽しく取り組んでいます。また、現在の活動や地域の魅力を外に発信することで、この地域と関わる人を増やしていくことにも力を入れていく予定です。「コミュニティスクール」を進める豊川小学校と連携し、子どもたちが地域の活動や課題に関わる仕組みづくりのサポートを引き続き行っていきます。
まちのひとの声
「とよかわの家」の竹垣を作る体験をしました。竹を切るのは大変でしたが、この家に僕たちの作ったものが使われることが嬉しいです。
主要推進組織 | とよかわの未来をつくる会 |
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郵便番号 | 698-0012 |
住所 | 島根県益田市大谷町334-1(豊川公民館内) |
電話番号 | 0856-22-0205 |
FAX | 0856-22-0205 |