地区の紹介
【高津っ子の住みよいまちづくり】
益田市の西側に位置し、日本海に面する高津地区。益田市にゆかりの深い万葉歌人・柿本人麿を祀る高津柿本神社は、益田市を代表する観光スポットの1つです。人麿に因んで名付けられた県立万葉公園は、緑豊かな広大な敷地にオートキャンプ場や遊具などのレクリエーション設備が備えられ、週末には多くの家族連れが訪れると共に、様々なイベントも開催されるなど、市民が集う憩いの場となっています。海、山、川に囲まれ、「夕陽スポット」として知られる持石海岸や、鮎釣りをする人で賑わう清流高津川など、豊かな自然に恵まれています。教育・医療・金融機関なども揃っていて、近年は国道 191 号沿いに大規模商業施設が集まっています。
活動のきっかけ
これまで 30 年にわたり県立万葉公園で開催されてきた「ますだ万葉まつり」は、高津地区だけではなく、益田市の春の祭りとして市民に愛されてきましたが、企画・運営の中心メンバーの高齢化等で祭りの実行委員会が解散。これをきっかけに、祭りなど、地域に受け継がれてきた活動を維持・発展させなければという思いから地域を挙げた組織だった取り組みが切望され、2020年に地域自治組織「万葉の里 高津未来の会」を立ち上げるに至りました。組織としては「つながり部会」「歴史・伝統の薫るまち部会」「安全・安心なまち部会」の3つの部会を設置。各種活動団体の連携強化にも力を入れています。
活動紹介
歴史・伝統の薫るまち部会の活動「デジタル化により後世へ」
地域の歴史や、継承が難しくなっている伝統文化を、次の世代に目に見える形として残していくため、資料を収集し、デジタル化による保存を行っています。島根県立大学と連携し、これまでに高津の伝統行事「ホーランエー」や「高津餅つき音頭」等のデジタルアーカイブづくりを行い、公開。子どもたちに伝えるため、ふるさと教育への活用も進めています。
安全・安心なまち部会の活動「子ども見守り活動」
登下校や課外活動時の通学路での子どもたちの見守り活動を、約30人の部員や地区の有志が毎日行っています。地域自治組織の立ち上げ前から長年に渡り続けられていて、見守りの他に、通学路の危険個所の点検、除去作業も実施。2021 年には通学路への歩道設置の要望書を市に提出し、実現に向けて活動しています。
今後の目標
比較的恵まれた住環境にありながらも、人間関係の希薄化や後継者不足などの課題を抱えています。困ったことがあったら「高津未来の会」に声を届けてもらえるよう、情報発信に力を入れていきたいです。目の前の課題にこつこつと取り組むとともに、子どもから高齢者までより多くの住民が参加し、交流できるような事業を進めていこうと考えています。
まちのひとの声
登下校を見守ってくれるおかげで、子どもを安心して送り出せています。本当に有難いと感謝しています。
地元の歴史文化に触れ、関わる地域の方たちから直接学べる環境がとてもありがたいです。
主要推進組織 | 万葉の里 高津未来の会 |
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郵便番号 | 698-0041 |
住所 | 島根県益田市高津2-5-2(高津公民館内) |
電話番号 | 0856-23-1791 |
FAX | 0856-23-1791 |