地区の紹介
【美しい日本海のロケーションと美味しい柿が自慢】
浜田市中心地から益田市中心地へのほぼ中央に位置する白砂地区。美しい日本海に面し、海も山も両方楽しめる自然に恵まれた地区です。地区にある「道の駅 ゆうひパーク三隅」からは海を背景に山陰本線を走る列車を見ることができ、撮影スポットとしても人気の場所です。
島根県内有数の「西条柿」の産地としても知られており、山側の東平原に広がる柿畑は、昭和初期の農業不況の際、当時の大麻村(現在の三隅町白砂地区、折居町、西村町)の長見弁一村長が広島から柿の苗を取り寄せ、この地に植えたのが始まりとされています。それ以来住民みんなが一緒になって栽培を続け、2022年現在では、白砂地区全体で約21haもの柿畑があり、26戸の農家が生産を行っています。
活動のきっかけ
以前は、自治会として活動していましたが、2011年に浜田市のまちづくりの方針を踏まえ、多様な地域課題に対応するために組織名を変更して「白砂まちづくり委員会」を設立し、活動を開始しました。「教育振興」「安全安心」「活性化」の3つの部会からなり、「住んでよかったと思える白砂まちづくり!」をスローガンに取り組みを行っています。特に活性化部会では「平原の西条柿」「吉浦の梅」「道の駅」の3つの地域資源を活かしたまちづくりに力を入れています。
活動紹介
地元のことを学び、地域全体で子育てを「地域資源を活用した地域体験学習」
地元の子どもたちが白砂地区のことを学ぶ体験学習を行っています。“西条柿や梅の生産がなぜこの地区で始まったか”等、地元の人から話を聞き、栽培・収穫体験を行うことで、地元の人が大切に生産している意味を学び、特産品の魅力を知る機会にもなっています。 また、吉浦海岸では外部講師を招き、海の生き物について学ぶイベントも開催しています。
住民同士の交流のための「地域交流イベント」を開催
2021年度より「ウォーキングと体力測定」を開催し、地域の人を対象に4キロのウォーキングと、前屈や握力といった4項目の体力測定を行っています。その他にも、体験教室や花火大会など、住民同士が定期的に顔を合わせる機会を提供しています。新型コロナウイルスの影響によりしばらく開催できなかった敬老会は、2022年度に一人一人の写真とコメント入りの冊子を作成・配布し、繋がりを感じてもらえるよう工夫しています。
今後の目標
西条柿の生産者の高齢化が進み、後継者不足が課題となっています。白砂地区の大切な地域資源である西条柿を守っていくために、住民がお互いに支えあって、できない方のフォローやボランティアの募集など、協力体制を強めていくことが目標です。自分たちでできることは、みんなで支えあって解決していく仕組みづくりを検討しています。
まちのひとの声
1年を通して、西条柿の栽培や収穫の体験ができたことで、柿づくりの大変さや魅力が良くわかりました。高齢化も進んでいるので、みんなで助け合いながら地域の活性化を図っていきたいです。
主要推進組織 | 白砂まちづくり委員会 |
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郵便番号 | 699-3222 |
住所 | 島根県浜田市三隅町折居883(白砂まちづくりセンター) |
電話番号 | 0855-32-1288 |
FAX | 0855-32-2517 |