地区の紹介
【2つの地域で力を合わせて今に取り組み未来を考える地区】
弥栄地区は浜田市の南西の山間部に位置します。1956年に安城村と杵束村の合併により弥栄村となり、その後、2005年の「平成の大合併」で浜田市弥栄町となりました。弥栄町は今も昔の名残で、安城と杵束の2地域に分かれています。
春には野坂の桜並木、秋にはもみじ谷公園の紅葉など、季節ごとの彩りが美しい地域で、高い標高と寒暖差の激しい気候は水稲栽培に適し、良質なお米が生産されています。
また、「長安八幡宮」には、島根県の天然記念物に指定された樹齢600年以上の御神木が参道や境内に5本あり、かつて、このあたり一帯が森林であったことがうかがえます。空へ向かって高くまっすぐ伸びる老杉は、遥か昔からこの地域で暮らす人々とその暮らしを見守り続けています。
活動のきっかけ
2010年に安城地区と杵束地区のそれぞれにまちづくり推進委員会が設立されましたが、両地区で地域活動に携わる住民の確保が難しくなり個々の負担を軽減するため2021年に「弥栄のみらい創造会議」へ組織を一本化しました。協働のまちづくりを維持しやすくするために地区内に存在する複数の活動団体から推進委員を選び、コミュニティの維持形成を行う「結」、生活基盤の確保を行う「なごみ」、産業の活性化を行う「なりわい」、交流人口の拡大に取り組む「やさかグリーンパーク」の4つの部会で事業を計画し、取り組みを進めています。
活動紹介
地元の人たちの交流の場、弥栄の朝市「や市」
ふるさと祭りのある8月を除き、月に一度、朝市「や市」を実施しています。地元の新鮮な農作物や加工品の販売、ものづくり体験、音楽や踊りなどのライブイベントを楽しんだりするだけでなく、生産者同志や購入者との情報交換の場にもなっています。地域外からも出店があり、地域外の方も多く訪れます。
「友・愛・誕二十歳の集い」で思い出のカプセルづくり
8月の「弥栄ふるさと祭り」にあわせ、新成人を祝う集いと1/2成人式を実施。新成人だけでなく、地域の子どもたちにもまちづくり活動に楽しく参加してもらいたいと2016年にスタートしました。1/2成人式では10年後の自分に宛てた手紙や贈り物などを自由に用意し、二十歳になるまでカプセルに入れて保管されます。現在6個のカプセルが保管されており、大人になった子どもたちへ、届けられます。
今後の目標
様々な活動やイベントの存続は地域の人に参加してもらってこそですが、高齢者の多くは移動手段の問題もあり、気軽に参加できない状況にあります。今後、さらに地域内の交通の充実を図り、高齢者の方々が参加しやすい環境を整えていきたいです。また、SNSを使って情報を発信するなど、幅広い世代が地域活動に関心を持てるよう工夫していきたいと考えています。
まちのひとの声
子供が1/2成人式のカプセルづくりに参加しました。将来自分達を育んでくれた故郷へ思いを馳せて、感謝できるきっかけになれば嬉しいです。
主要推進組織 | 弥栄のみらい創造会議 |
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郵便番号 | 697-1211 |
住所 | 島根県浜田市弥栄町長安本郷544-1(弥栄まちづくりセンター) |
電話番号 | 0855-48-2917 |
FAX | 0855-48-3251 |
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