浜田市都川地区つかわ

【棚田と歴史のまち都川地区】
　都川地区は浜田市の中でも広島県側に位置し、のどかで美しい景観が広がる地区です。地区内を流れる都川川を渡るように旧広島街道が通っており、かつて浜田藩の参勤交代で通った道として所々にその痕跡が残されています。
　また、都川の棚田は日本棚田百選に選ばれており、その特徴は石垣が積まれていることです。都川は平らな土地が少なく、斜めの土地を平らにならして段々に田を作り上げていくため、崩れないよう高い石垣でしっかりと支えられています。いくつもの棚田が美しく作られ、その芸術的な棚田をめぐるトレッキングには多くの参加者が集まります。
　また、夏には八朔祭、秋には秋祭りが開催され、夜通し地元の神楽団が神楽を披露します。

　地区の中心となって活動する方たちの高齢化が進み、地区内にあった商店も2021年12月に閉店となり、住民が買い物をするにも不自由な環境になりました。そのような状況下でこの地域の将来に対して不安を感じ、なんとか改善を図ろうという声が出てきました。
　そこで地域の人たちが生活していく上で必要な事は何かを話し合い、まちづくり推進委員会として活動を始めました。

　以前から行われているグランドゴルフやゲートボールも徐々に参加者が減っていく状況で、地域の高齢者の健康をどのようにして維持していくか、見直しを迫られています。
　対象者にアンケートを取り、都川の高齢者が楽しく健康に暮らせるまちづくりを、今後の課題として考えています。

　運転ができないので「あいのりタクシー」で送迎してもらえると助かります。近所の気の合った仲間とお出かけできるのはとても楽しいです。