地区の紹介
【棚田風景が美しい自然豊かな里】
市木地区は浜田市旭町の南側に位置する山あいにあります。広島県との県境にそびえる「天狗石山」は、標高1191.8mと浜田市内で最も高い山です。また、「三ツ石山」には広島、浜田、津和野各藩の境界を定めた石があり、広島側から登山道を利用して登ることもできます。
「来尾(きたお)の棚田」は有名で、中でも200年以上前に築かれた「森田屋の棚田」は、現在も作付けが行われており、平行階段状の美しい風景を望むことができます。
地区内を流れる「八戸川」では、毎年アユ・ヤマメ・ウナギの稚魚放流を実施。アユの餌となる良質な苔や急流が多いことから、身が引き締まり味わい深く美味しいと評判のアユが釣れ、県内外から多くの遊漁者が訪れています。
活動のきっかけ
これまでも自治会で取り組んでいた様々な活動を基本として、地域のコミュニティ維持や活性化を一層進めるため、2011年「市木地区まちづくり推進委員会」を発足しました。自治会がしっかりと機能していた市木地区では、組織のスリム化のため2022年度より推進委員会と自治会が統合し「ふる里市木」を結成。高齢化率が高い地区ならではの課題解決に向け、住民が安心して暮らせるまちづくりに取り組んでいます。
活動紹介
来尾地区の棚田の中で健康づくり「散策ウォーキング」
地域住民の健康づくりや交流を目的とした約20年続くウォーキングイベントです。市木地区内にある来尾(きたお)地区の集会所をスタート・ゴールとし、美しい棚田風景を満喫しながら歩くコースと、傾斜が続く県道をひたすら登るチャレンジコースを設けています。地区内だけではなく浜田市内全域に広報を行うことで、毎年他地区からも参加者がある恒例イベントとなっています。
地区内外から見物客が訪れる「ホタルの里」
市木地区では、毎年6月中旬から下旬にかけて、たくさんのホタルを観ることができます。河川沿いに観賞路を整備し、わずかな誘導灯で足元を照らしています。コロナ禍前は、神楽や演芸などのステージ発表後に、ホタルを鑑賞する「ホタル祭り」を開催していましたが、2022年度は浜田市街から「ホタルバス」を運行。ホタルの里として今後も活動を継続していきます。
今後の目標
2022年の高齢化率は60%を超え、小学生が一人もいないという、まさに少子高齢化に直面している地域です。
地域住民が興味を持って参加してくれるような事業を企画するなど、地域活動の拠点となっているまちづくりセンターと連携した事業を企画することで、住民同士の顔が見えるまちづくりを進めていきたいです。
まちのひとの声
ホタルを毎年見に来ています。ここのホタルは1000匹以上いると言われていて、その風景はとても幻想的です。
主要推進組織 | ふる里市木 |
---|---|
郵便番号 | 697-0514 |
住所 | 島根県浜田市旭町市木2919-2(市木まちづくりセンター) |
電話番号 | 0855-47-0077 |
FAX | 0855-47-0077 |