地区の紹介
【日本一の美肌の温泉の地区】
浜田市金城町の北部に位置し、江津市に隣接する美又地区。権現山や噺山などの山々に囲まれ、緑豊かで四季折々の自然を満喫できます。
地区には家古屋川が流れ、その清流に沿って美又温泉街があります。1864年発見され、150年以上続く美又温泉は、美肌効果が期待できるメタケイ酸を豊富に含み、とろりとした肌触りで美肌の湯・美人の湯として有名です。県外からの利用者も多く、2021年には全国の温泉ファンがインターネット投票で選ぶ「温泉総選挙」のうる肌部門で日本一になり、地域を盛り上げました。
活動のきっかけ
地区のまちづくり推進委員会として2011年に「美又湯気の里づくり委員会」を設立。人口減少や高齢化で変化する自治会の状況に合わせて、2022年に美又自治振興会と組織を一本化し、「美又湯気の里自治協議会」と名称変更をしました。情報共有を行いやすい環境が整うことで組織として、さらに団結し、地区の魅力を活かした取組や地域課題の解決に向けた取組を行うなど、住みやすい地域づくりを目指して活動しています。
活動紹介
体や肌に優しく美味しい美又の“黒”食材
後世に伝えることができ、かつ地域の賑わいや活性化につながるようにと、美又ならではの素材を使った特産品の開発に取り組み、この地域で栽培される黒米や黒大豆を使った焼酎「黒大蛇」や大豆製品などのオリジナル商品「大黒とうふ」、「大黒こんにゃく」や「黒おからかりんとう」が誕生しました。焼酎は美又の黒米と麹を原料に、益田市の酒造会社に製造を依頼。大豆製品は廃校になった保育園を改修した「夢はち工房」で製造販売しています。
地域の宝として民具を展示した「美又民具継承館」
住民からの相談をきっかけに、民家で保管されている民具などの引き取りをはじめました。地域の呼びかけもあって約700点余りのさまざまな民具が集まったため、廃校を活用して「民具継承館」を開設。子どもたちが見て触れて体験することで、昔の暮らしや知恵を学べる場所となり、高齢者の方にとっては懐かしさを感じられる場所になっています。
今後の目標
人口減少に伴って地区内では小学校の廃校や幼稚園の廃園が続き、子育て世代の転出で住民同士の交流も減少しています。少子高齢化で次世代の担い手の獲得が難しい状況で、いかに活動を継続するかが課題です。今後は情報の発信に力を入れて地区外からファンを獲得し、新しい交流を作ることで温泉を含めた地域の活性化につなげていきたいと考えています。
まちのひとの声
民具体験のお手伝いをしたり、昔の人の知恵から生まれた道具や当時の暮らしについてお話をしながら、来てくださった幅広い年代の方々との交流ができて楽しいです。
主要推進組織 | 美又湯気の里自治協議会 |
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郵便番号 | 697-0301 |
住所 | 島根県浜田市金城町追原176(美又まちづくりセンター) |
電話番号 | 0855-42-1704 |
FAX | 0855-42-1704 |