地区の紹介

【地域資源として「幻の鉄道」を守り伝える】
今福地区は、「浜田道金城スマートインターチェンジ」を降りてすぐの場所に広がる山あいの地域です。
幻の鉄道遺産といわれる「広浜鉄道今福線」は、1974年広島と浜田を結ぶ広浜鉄道の島根県側のルートとして工事が着工されました。しかし、太平洋戦争のため一時中断し、戦後は今福線新線として別の工事が再開されましたが、1980年に国鉄の慢性的赤字経営の影響により、工事が中止されました。現在はトンネル、橋梁、橋脚等の遺構が残っており、未成線の歴史を見学しながらのウォーキング大会が開催されるなど、地域の観光資源として活用されています。
そのほかにも、中国地方屈指のゴルフ場「金城カントリークラブ」や、馬との触れあいを通じてホースセラピーが体験できる「かなぎウエスタンライディングパーク」などの大型施設もあります。

活動のきっかけ

 今福地区は多数のサークルや地域活動団体が活発に動き、住民が主体となって活動している地区です。2011年に「今福地区まちづくり委員会」が発足してからは、さらなる「賑わいの創出」のため、各種団体が円滑に活動できるよう支援を行っています。また、2020年に民間のバス路線が廃止されたことを受け、交通弱者や高齢者の孤立を防ぐための対策にも取り組んでいます。

活動紹介

高齢者の買い物支援とまちの賑わいを生む「もやい市」

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買い物支援 高齢者支援

 “みんなで支え助け合う”という「もやい」から名付けられた「もやい市」は毎月第1、第3土曜日の午前中に開催している市場です。会員が生産した農作物や加工品をはじめ、地域のグループが屋台販売などを行い、毎回多くの人で賑わっています。2021年から中山間地域等直接支払制度の集落機能強化加算中山間今福広域協定により、中型観光バスで高齢者の送迎も実施しています。車の運転を控える方や車を持っていない方などの買い物支援や、高齢者の孤立化を防ぐ取組の一つです。

住民が丁寧に管理して育てる「シャインマスカット」

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地域産業の振興

 2018年からJAの施設である665㎡(2棟)のハウスを借り、30代〜60代の会員23人がシャインマスカットの栽培や管理を行っています。栽培開始から4年目となる2022年に初めて収穫ができ、地元の学校やJA、もやい市などで販売。2023年度には生産量1トン、販売金額100万円を目指し、会員同士で交流しながら新たな地域産業を生み出すことに挑戦しています。

今後の目標

 今後も幅広い世代間の人たちに交流してもらえるよう、誰もが参加しやすいイベントを開催していくことが目標です。また、浜田市が行うタクシー代が補助される「あいのりタクシー」事業の利用促進や、イベントに合わせた民間の観光バス運行など、高齢者の移動手段確保や孤立を防ぐための取り組みにも引き続き注力していきたいです。

まちのひとの声

 シャインマスカットの作業は大変ですが、売れた時は嬉しかったです。高齢になるまでは「やるしかない!」という気持ちで頑張りたいです。

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主要推進組織

今福地区まちづくり委員会

郵便番号 697-0302
住所 島根県浜田市金城町今福105-2(今福まちづくりセンター)
電話番号 0855-42-2083
FAX 0855-42-2083

活動紹介のPDFデータ