浜田市長浜地区ながはま

【歴史と伝統文化に彩られた地域】
　浜田市中央部の日本海側に位置する長浜地区。長浜港を中心に栄えた地区です。浜田市の中でも人口密度の高い地区で、運動会では28町内会で競い合うほどです。石見神楽が古くから盛んなところであり、神楽に使われる面や蛇胴の大半は長浜地区で作られています。
　九州の博多から流れ着いたという伝説が残る大島には「大島天満宮」が祀られ、10月の例大祭には海上御神幸の船や神輿で賑わいます。8月には長浜天満宮の八朔花祭りがあり、手作りの花飾りが町を彩ります。

　長浜地区では住宅団地の増加等により、地域への一体感や文化を継承する心が薄れつつあったことから、歴史や伝統文化等の地域資源を再認識し、これからのまちづくりのビジョンを共有するため、住民アンケートを参考にしながら、熱田と長浜のみらいまちづくり計画を2017年に策定しました。そこであがった課題等を解決するために、まちづくり推進委員会を中心に各団体で取組を進めています。

　長浜地区は海岸と丘陵地の両方を有していることから、地震等の大規模災害が起こった際に、海岸部では津波、丘陵地では土砂崩れの恐れがあります。このため、地区の防災対策として、津波時の避難場所・ルートの確保や、土砂崩れが発生した場合の対応、避難方法などの確認、炊き出し訓練など、万が一の備えを考えていきたいです。

　かるたを読むと長浜の歴史がよく書けていて感心します。大人の私たちでも知らないことがいっぱい書いてあるので、とてもいい教科書だと思います。