地区の紹介

【複数のまちづくり組織で多様な取組を】
 国府地区は浜田市の東部に位置し、江津市に隣接しています。地区内には日本海に注ぐ下府川が流れ、石見海浜公園や国の天然記念物にも指定されている石見畳ヶ浦などがあり多くの観光客でにぎわいます。また、石見国分寺跡や下府廃寺塔跡など古代中世の史跡や文化財が数多くある歴史のある地区です。
 この地区には、6つの地域運営組織があり、それぞれが地域の実情に応じたまちづくりを行っています。
 今回はそのうちの一つで、住民参加型のまちづくりを目指している 「とうがねまちづくり推進委員会」の取り組みをご紹介します。

活動のきっかけ

 自治会活動のみで地域が停滞している状況があり、地域を盛り上げるために2019年に「とうがねまちづくり推進委員会」を設立しました。住民アンケートを実施し、地域課題を把握することから始め、住んでいる大人が楽しんで生活している姿を子どもたちに見せ、地域の魅力を伝えながら、地域住民が参加しやすい住民参加型のまちづくりを進めています。

活動紹介

地域の環境維持がまちづくり参加につながる

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その他

 2021年に実施した住民アンケートの結果、地域の環境維持が課題であることがわかりました。これまでも環境維持活動は行われてきましたが、高齢化率が高く、世帯数の少ない町内では十分に活動ができていませんでした。  そこで委員会が住民による自由参加型の「有償ボランティア」という仕組みをつくりました。この仕組みが地域内の草刈りや清掃活動にも活かされ、環境保全と維持活動が広がっています。

防災意識を高める「防災まち歩き」

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防災活動

 唐鐘地区の多くは海の近くに住宅が密集しており、火災があれば海風で広がる危険性があります。2年前にも火災があり、アンケートの結果からも防災意識の必要性を感じました。そこで2022年に「防災まち歩き」を実施し、各地点の海抜や避難箇所の確認、避難所体験を行いました。今回のような取組を継続的に行うために、将来的には自主防災組織の設立を目指しています。

今後の目標

 地域内でさまざまなことにチャレンジする人を応援しつつ、今ある「有償ボランティア」の継続と拡大、地域の特産品づくり、公民館施設を活用した交流イベントの開催などに、引き続き取り組んでいきたいです。地域内のつながりを促進する地域活動を重ねることで、結果として地域の防災につながると考えます。幅広い世代の人たちが楽しめる地域にするため、まちづくりをパワーアップしていきたいと思います。

まちのひとの声

 年齢を重ねるにしたがって、草刈りが思うようにできない状況で困っていましたが、有償ボランティアの方々がしっかり手入れをしてくださり本当に助かりました。

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主要推進組織

とうがねまちづくり推進委員会

郵便番号 697-0003
住所 浜田市国分町651-1(唐鐘公民館)

活動紹介のPDFデータ