地区の紹介
【複数のまちづくり組織で多様な取組を】
浜田市で2番目の広さを持つ石見地区は、教育機関、スーパー、金融機関、医療などがそろった人口の密集しているエリアと豊かな自然の残るエリアが共存した地域です。
地区内では、複数の住民組織がまちづくりに取り組んでおり、各エリアで多様な活動が行われています。
今回は、みはし地域まちづくりネットワークの活動を取り上げました。
活動のきっかけ
市の方針に基づき、2013年にまちづくり推進委員会を設置。当初は各自治会長が集まって会議を行っていた為、意見がなかなかまとまらず、有効な活動にまで至らない状態でした。そこで広範囲にわたるみはし地域を5つのブロックに分け、組織に部会を設けることで、地域の防災、福祉、子育てといった活動を通して住民同士のコミュニケーションを図る取り組みが進められるようになりました。
活動紹介
手づくり教室でアート作品を作る「Ririkaサロン」
2017年から始まったRirikaサロンでは、しめ縄アートやキャンドル、リースなどの手作り教室が開かれています。翌年からしめ縄アートの素材となる稲を、浜田市金城町の田んぼで作るようになり、用途に応じて刈り取ります。ドライフラワーや松ぼっくりなどを美しく飾り付け、一年中楽しめる作品になっています。2022年からは場所を「ENGI(縁起)スペース」に移して、月1回開催しています。 地元の人の得意なものを活かして、いろいろな物作りができることで、高齢者の生きがいにも繋がると考えています。
子どもと大人で実践する防災活動
1988年の島根県西部豪雨災害を教訓に、防災部会と学校が連携して年に3回防災学習を行っています。三階小学校5年生を対象に防災部会が水害の歴史を話し、実際に災害現場に行って当時の様子を伝えます。また、子供会と町内会での炊き出し訓練や、防災イベント(避難所体験)なども行っています。 また、防災部会では、実際に過去に災害で土砂崩れによる道路の寸断などの被害が出ていることから、重機が扱える資格を取るなど地元人材の育成も積極的に行っています。
今後の目標
まずは地域活動に一人でも多くの方に参加してもらうこと、興味を持ってもらうことが一番の目標です。特に次世代の若者には柔軟な考えと行動力をもって、積極的にまちづくりに参加してもらいたいです。
また、今後、手作り品の販売も行っていく予定で、地域の方々の創作意欲をかき立て、生きがいづくりに繋げていく活動も展開していくつもりです。
まちのひとの声
新しくできた「ENGIスペース」はとてもきれいな場所で、みんなで作品を作ることがとても楽しいです。
主要推進組織 | みはし地域まちづくりネットワーク |
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郵便番号 | 697-0034 |
住所 | 島根県浜田市相生町2024-3(みはしネット事務所) |
電話番号 | 0855-28-7699 |
FAX | 0855-28-7699 |
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