地区の紹介

【美しい海のまちの”住みたい、住み続けたい”まちづくり】
 島根地区は松江市の北部にある島根半島に位置しており、『出雲国風土記』の「国引き神話」の舞台にもなっています。北は日本海に面し、南は海岸線と並行するように東西に北山山地が連なっています。50kmにおよぶ入り組んだ海岸線には洞窟や大小の島々が点在し、海岸全域が大山隠岐国立公園に指定されているほか、2017年には「島根半島・宍道湖中海ジオパーク」にも認定された風光明媚な地区です。
 島根地区は昔ながらの住民同士のつながりが強い地域ですが、美しい景観に魅せられた移住者も多く、担い手が高齢化している定置網やイチジク栽培を、移住者が継承するケースも出てきています。新旧住民の交流を促進し、新たな産業の創出につなげようと「島根地域まちづくり協議会」が中心となって交流会などを開催しているほか、観光資源を活かした取り組みや、地域住民を支える送迎サービスも展開しています。

活動のきっかけ

 2005年に松江市と合併した際に設置された島根町地域協議会では、旧島根町の個性を活かした新しいまちづくりについて協議を重ね、2015年に後継組織の「島根地域まちづくり協議会」が発足。同協議会には地域住民や移住者も参加し「住みたい 住み続けたい 島根町」をテーマに、美しい自然を守りながら地域の活性化に挑戦しています。

活動紹介

島根町内の社会福祉法人と地区社会福祉協議会が連携した人工透析患者の「移送支援」

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生活交通

 島根町から松江市街地の病院まで、バスやタクシーで週に何度も通院する必要がある方を支援しようと、2021年に島根町内の社会福祉法人と地区社会福祉協議会が連携してボランティアの移送支援を始めました。「島根地域まちづくり協議会」が策定した地区計画にも挙げられている取組で、登録した人は、走行距離に応じて1回あたり300円又は500円で自宅から病院まで「ドアtoドア」で送迎してもらえ、人工透析患者の負担軽減に大いに役立っています。

今後の目標

 島根町では高齢化と人口減少が続いていますが、環境保全を通じて町外の団体と地域活性化に取り組むなど、情熱のある地元住民や移住者がたくさんいます。今後は、人口が少なくなっても前向きな姿勢を崩さず、さらに住民全体に浸透させるような仕かけをつくり、若い世代とともにチャレンジを積み重ねて、持続可能な地域社会の実現を目指していきます。

まちのひとの声

 ボランティアの「移送支援」のおかげで、自宅から病院まで送迎してもらえ、私も家族も負担が減って大変感謝しています。

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主要推進組織

島根地域まちづくり協議会

ホームページ

郵便番号 690-0401
住所 島根県松江市島根町加賀1414(島根公民館)
電話番号 0852-85-2301
FAX 0852-85-2302

活動紹介のPDFデータ