モデル地区

安来市 比田・東比田地区 ひだ・ひがしひだ

地区の紹介

【比田を愛し行動し誇りに思える地域に】
 安来市の最南部に位置し、中海に注ぐ飯梨川の源流にある自然豊かな比田・東比田地区。地区の南側にある比田連山の麓には棚田が広がっており、朝夕の激しい寒暖差からおいしいお米として知られる「比田米」が生産されています。棚田の畦を彩るシバザクラの植栽活動も行われており、見頃を迎える4月頃には、地元はもちろん、県内外から多くの方が訪れています。
 また、薬効の高い「比田温泉」や、製鉄の神を祀る「金屋子神社」のほか、安来市指定無形文化財の「比田踊り」、頭打ちの田楽集団など、多彩な歴史・文化が継承されている地区です。
 こうした特色のある地区ではあるものの、年々進む人口減少と高齢化により、「このままでは比田がなくなる」という危機感を持ち、比田地区と東比田地区で連携した取り組みが始まりました。さまざまな世代の思いを詰め込んだ比田地域ビジョンの実現に向けて、住民が立ち上げた「えーひだカンパニー」を中心に活動し、今日も、明日も、10年後も「えーひだ」(良い比田、良い日だ)と実感できる地域を目指しています。

活動のきっかけ

 比田地域の存続に危機を感じた地域の有志が2015年に「いきいき比田の里活性化プロジェクト」を立ち上げ、比田・東比田地区で連携した取り組みを開始。全世帯へのアンケートやワークショップなどをもとに「比田地域ビジョン」を作成し、2016年に「えーひだカンパニー」を設立して産業振興や福祉事業などに取り組みました。さらに、地域が一体となって取り組みを進めていくために、自治会や自主防災組織等の地域団体が加わり、2019年「比田地区小さな拠点づくり推進協議会」を設立。“この先も住民が安心して比田に住み続けられる”ことを目指して活動を続けています。

活動紹介

バス停や商店などへの移動をサポート「有償運送による地域交通支援」

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買い物支援 高齢者支援 生活交通

 車の運転が難しい高齢者などの自宅から安来市広域生活バス停までの移動手段を確保するため、東比田地区と比田地区の一部では「えーひだ交通運営協議会」を立ち上げ、2018年9月に自治会輸送の運行を開始(2019年4月に有償運送化)。2021年4月から比田全域にも拡大して運行しています。あわせて、地域内の商店や金融機関等への送迎サービスも開始し、地域住民の移動を支えています。

住民全員で取り組む「自主防災強化支援」

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防災活動

 子どもから大人まで住民全体の意識を高めることで、地域全体の防災力を向上させていこうと、防災研修会の定期的な開催やハザードマップづくりなど、自主防災対策の強化に取り組んでいます。また、防災士や次世代の担い手の育成などを進めることで人材を確保し、2つの地区で人材を共有しながら、今後も安心して住み続けられるように、助け合いの仕組みづくりを進めていきます。

今後の目標

 2021年度から6つの部会を立ち上げ、複数の活動を計画的に進めていくための体制を強化しました。さらに取り組みを充実していくため、今後は移動販売による買い物支援や冬期の一時居住対策を進めていこうと考えています。

まちのひとの声

 JAや郵便局に行くときに有償運送を利用しています。今までのようにバスを乗り換えることなく、目的地に送ってもらえるので助かっています。

主要推進組織

比田地区小さな拠点づくり推進協議会

活動紹介のPDFデータ

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