地区の紹介
【島根県最南端の町にある水と緑に囲まれた地区】
柿木地区は島根県最南端にある吉賀町の北部、山口県との県境に接するところに位置しています。地区の中心には国道187号線が通り、中国自動車道六日市I Cからも車で約35分と、山陽の主要都市へ1時間前後で行ける利便性の良い立地です。
地域内には水質日本一の清流に選ばれた「高津川」が流れ、周囲には安蔵寺山や鈴ノ大谷山をはじめとする1000メートル級の山々が峰を連ねます。
また、柿木は有機農業の里として知られており、30年以上にわたり地域ぐるみで自給を基本とした有機農業に取り組んでいます。そのほか、約600年前に築かれたといわれ、日本の棚田百選の一つである「大井谷の棚田」や「柿木温泉」など見どころも多く、県内外から多くの人が訪れています。
活動のきっかけ
各種イベントの開催など、公民館の取り組みがコロナ禍でできなくなり、これまでの活動を見直しました。その時間を経て、新たな挑戦をしていく公民館に生まれ変わりつつあります。
地域内に向けた広報誌の改善や、SNSを活用した地域内外への情報発信の工夫など、情報をより多くの人に届けることで、公民館で行っている活動に興味を持ってもらい、地域活動への参加者が少しずつ増えていることを実感しています。
活動紹介
荒れていた山を整備して新たな交流の拠点に
地区の中心にある「中山」は長年荒れ地となっていましたが、地域住民の手によって、約3年かけて整備されました。ここが将来、訪れる人たちの憩いの場となることを目指し、その取り組みの一つとして、月に一回、児童の遊びの時間としてプレーパーク(デイキャンプ)を行っています。自然体験を充実させるため、季節を感じる遊びやテント泊を含むキャンプを実施。この活動を通じて人と人との交流が広がっています。
公民館で学ぶ本格的なダンスレッスン
「田舎だからできない」と諦めず、学べる機会を作り子どもたちの将来に繋げていきたいという思いから、2021年4月から月1回、ダンスレッスンを開いています。 広島のヒップホップのプロダンサーの方を公民館に招き、小中学生から大人まで幅広い年代を対象にダンスを指導してもらいます。公民館の枠を超えて他の地区や吉賀町外からの参加者もあり、子ども同士も広く交流ができる場となっています。
今後の目標
将来子どもたちが都会の人にはない武器を持つために、自然に恵まれたこの地域だからこそできることを身につけてほしいと考えています。そのためにも田舎の強みを活かした子どもたちの活動を公民館が継続していかなければならないという使命感があります。継続するために、熱意を持って一緒に活動に取り組み、盛り上げてくれる人材を育成しながら、さまざまな可能性を見つけて公民館活動の幅を広げていきたいです。
まちのひとの声
キャンプでのいろいろな人たちとの交流は、初めてのことばかりでドキドキしたけど、みんなでお風呂に入ったり、ご飯を食べたり、遊んだり、全部楽しかったです。
主要推進組織 | 柿木公民館 |
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郵便番号 | 699-5301 |
住所 | 島根県鹿足郡吉賀町柿木79(柿木公民館) |
電話番号 | 0856-79-2553 |